宝石の煌き:都市は、宝石の煌きの拡張セットです。ボードゲームの拡張はどんどん要素を増やしていく傾向にありますが、こちらは4種類の拡張が独立しており、一緒には使いません。「宝石の煌きはかなり遊んだ」という人でも、新鮮な気持ちで遊べる新要素が加わっています。
宝石の煌き:都市
タイトルにもなっている「都市」の拡張です。
通常のルールでは15点を取ることでゲームに勝利しますが、この拡張が加わると、都市タイルを取ることでゲームに勝利することができます。また、この拡張では貴族タイルを使用しません。
都市タイルには最低限取っておかなければならない得点と各色のカード枚数が書かれています。この条件を満たすと即座に都市タイルを取ることができます。そのラウンドを最後まで行い、もっとも得点が高い人ではなく、都市タイルを取った人が勝利します。都市タイルを複数のプレイヤーが取っていれば得点が高い方が勝ちです。
都市タイルは複数枚並んでおり、条件が異なるので、各自が独自路線で進めることができます。自分がどのタイルを狙うか考えるだけでなく、他の人がどの都市タイルをねらっているのか把握しておくことが大切です。
宝石の煌き:交易所
東洋への道ボードがゲームに加わります。
ボードには5つの枠があり、それぞれに条件と効果が書かれています。条件を満たすと、その枠内に自分の紋章を置くことができ、以降のゲームで特殊効果が発動します。
たとえば「白いカード2枚」で得られる特殊効果は「同じ宝石2つを取ったときに、さらにもうひとつ別の種類の宝石を得ることができる」というものです。
どれも強力な効果なので、ゲームのテンポが早くなります。
勝利条件やその他のコンポーネントは通常ルールと同じです。
2つの拡張を遊んでみて
今回は4種類の拡張のうち、2種類を4人で遊んでみました。
基本ルールは同じものの、遊んでみると結構プレイ感は変わってきます。これまで相当回数をこなした人でも、新鮮な気持ちで遊べるのではないでしょうか。
もちろん「シンプルなルールこそが宝石の煌きの魅力!」という方もいると思いますが、そこまでこだわりがなければ遊んでみて損がない拡張だと思います。
宝石の煌き自体、1年ぶりくらいに遊んだのですが、人気があるのも納得な面白さですね。
他にはカードの種類が増える「東洋」、城塞コマを使って他のプレイヤーの妨害ができる「城塞」という拡張ルールがあります。
1箱で4種類の拡張ルールが遊べるので、なかなかお得な拡張です。