ソルターニーエは個人ボードにタイルを配置していき、もっとも美しい宮殿を建てることが目的の2~4人用のゲームです。イラストが描かれたタイルを並べていくので言語依存はありません。
ソルターニーエについて
各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。個人ボードには、どのタイルを集めると何点になるかが描かれています。両面仕様になっており、裏と表では集めるべきタイルが異なります。
その他に非公開情報の目的タイルを2枚受け取ります。こちらにも何を集めると何点になるかという内容が描かれています。
手番で出来ることは以下の3種類です。
- 宮殿の建設
- ジンの召喚
- パス
場には山が4つあります。これは1階2階3階屋根に置くべきタイルの山です。
宮殿の建設を選んだ場合は、その中の1つを指定し、そこから3枚のタイルを場に並べます。それからタイルを1枚選び、自分の個人ボードに並べます。
タイルには柱などのイラストが描かれており、これに矛盾が生じるような置き方はできません。そのため「あのタイルは高得点だ」と分かっていても配置できないことがあります。
ジンの召喚はいわゆる特殊効果です。
4種類いるうちのいずれかのジンをコストを支払って召喚して特殊効果を得ます。特殊効果はすでに配置したタイルを交換したり、2枚連続で建設ができたりします。
このどちらもできない場合はパスになります。
パスをすると宝石を2つもらえます。
これを繰り返していき、誰かが5枚目の屋根を配置したら、それ以外の人が一手番ずつ行いゲーム終了です。
ボードやタイルに描かれた得点を合計し、もっとも多いプレイヤーの勝利です。
他プレイヤーにあまり干渉しないタイル配置ゲーム
他のプレイヤーへの直接攻撃はないので、タイルの奪い合いがメインになります。欲しいタイルは全員が異なるので、「このタイルは誰とかぶってるんだっけ」ということを気にしなければなりません。
今回は全員が初プレイで、4人で遊びました。
最初はただ得点が高いタイルを取っていけばいいのですが、だんだんと配置のための条件が厳しくなっていき、目的のタイルが取りづらくなっていきます。「このタイルは点数にならないけど、置けるのコレしかないな……」というケースも出てきて、なかなか悩ましいです。
タイルのイラストはキレイなのですが「これってどっちなの?」と、あまりゲームとしての視認性はよくありません。この辺はもう少し分かりやすくして欲しかったですね。
妨害要素がないので、ソロ要素は強いですが、シンプルで無難に遊べるゲームです。タイル配置系のゲームが好きな人にオススメです。