CABO(カボ、カーボ)は自分の前に並んでいるカードの合計値がもっとも小さくなることを目指す2~5人用のカードゲームです。自分の前に4枚のカードが伏せられており、中身を見たり、交換したりして、合計値が小さくなるように調整していきます。もっとも小さいと思ったら「カボ」と宣言して他プレイヤーと数値を比べます。
CABO(カーボ)について
カードは0が2枚、1~12が4枚ずつ、13が2枚です。
7~12のカードには特殊効果がついています。
ラウンド開始時、各プレイヤーの前に裏向きで4枚ずつカードを並べます。残ったカードは山札です。そこから1枚をめくって表向きで置き、捨札置き場とします。
各プレイヤーは伏せられた4枚のうち、2枚の中身を確認します。
ゲーム中に再確認はできません。
スタートプレイヤーから順番に以下のうち、いずれか1つのアクションを時計回りに行っていきます。
捨札置き場のカードを取る
捨札置き場の1番上にあるカードと自分のカードを交換します。
山札の1番上のカードを取る
キープする場合は自分のカードと交換します。交換したカードは表向きで捨札置き場に置きます。
いらない場合は引いたカードをそのまま捨札置き場に置きます。
特殊効果があるカードを引いた場合はその効果を使うことができます。
7・8(Peak) | 自分のカードを1枚確認します。 |
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9・10(Spy) | 他プレイヤーのカードを1枚確認します。 |
11・12(Swap) | 自分のカード1枚と他プレイヤーのカード1枚を交換します。ただし、中身は見ることができません。 |
カボの宣言
自分の合計値がもっとも小さいと思ったら「カボ」と宣言します。
複数カードの交換
カードを交換する際、同数のカードがある場合、その複数枚と1枚を交換することができます。カードを表にして同じ数字だったら交換できますが、そうでない場合はそのまま裏に戻して交換はできません。
勝敗
誰かが「カボ」を宣言したら、他のプレイヤーが1アクションずつ行ってラウンド終了です。カードを表にして、合計値がもっとも少なかったプレイヤーが0点です。その他のプレイヤーは合計値分だけ得点を受け取ります。
カボを宣言したプレイヤーが最小値でなかった場合、ペナルティとして5点が追加されます。
ボーナス
神風
カードが12・12・13・13だった場合、そのプレイヤーが勝者となり0点です。さらに他全員は50点を受け取ります。
ジャスト100点
獲得した得点がちょうど100点だった場合、そのプレイヤーの得点を50点に戻します。
ゲームの終了
誰かが100点を越えるとゲーム終了です。
もっとも得点が低いプレイヤーの勝利です。
カボ!
どこでカボを宣言するかが重要なギャンブル感あるカードゲームです。
カード運は大きいですが、誰がどのカードを交換していくかをよく観察することで、何となく状況が見えてきます。ただし、本人も分からないまま交換してしまうことも多いので、捨てたカードが1だったりすると捨てた本人が「え?!」と驚いてしまいます。
今回は4人で遊び、1プレイ30分ほどでした。
カードすべてが把握できているわけではないので、ある程度のところで賭けにでる必要があります。できるだけ数字を小さくしたいところですが、じっくりカードを選別していると他の人にカボを宣言されてしまいます。
今回は早くも80点を越えたプレイヤーが出て、そのままゲームが終わってしまうかと思いきや、そこで何とかとどまり、結果91対91対91対113という3人が同点という劇的な終わり方でした。
これはルールも簡単で盛り上がりますね。
パッケージとカードのテイストがかなり違うので、箱の見た目で損している感じはあります。カードはディクシットのような幻想的なデザインです。
タイトル | Cabo |
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発行年 | 2010年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Eventide Games, Smiling Monster Games |