海拓者は大航海時代を舞台に新たな拠点の開発を目指す2~4人用のゲームです。航海士がいないまま船が出てしまったので、なかなかまっすぐ進むことができません。ボード上を右往左往しながら資源を集めて建設しつつ、船を進めていきます。
海拓者について
各プレイヤーはプレイヤーシートとキューブ、初期手札となる航海カードを受け取ります。ゲームボードの端に自分の船コマを置きます。
ゲームボードには島タイルがランダムに配置されます。
カードは航海カード、海図カード、建設カードの3種類です。建設カードはサプライとして5枚を表にして並べておきます。
カードの種類
航海カード | プレイすることで船コマを進める。 どちらの方向に進むかが書かれている。 |
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海図カード | さまざまな特殊効果をもたらす。 |
建設カード | 必要資源を支払うことで得点になる。 |
ゲームの流れ
A 航海フェイズ
航海カードを出します。
航海カードは1枚、または同じ種類を2枚出すことができます。その後、出した枚数に応じて食料を消費します。それから対応する方向に移動、または旋回します。
船コマの前にある島アクションを実行します。
B 海択フェイズ
上陸
船コマに隣接している島タイルに乗組員コマ1つを置きます。
置いた島タイルに描かれた資源が手に入ります。
建設
建設カードのコストを支払い、建設を行います。島タイルに置かれた乗組員を戻すことで、その資源を支払ったことになります。
C 手番の終了処理
使用した航海カードを捨札にして、再び手札が3枚になるように補充します。
ゲームの終了
以下のいずれかの条件を満たしたら同じ手番数になるようにアクションを行い、ゲーム終了です。
- スタート地点の対面にあるゴール地点に到達した。
- ゲーム得点が18点に到達した。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
思い通りに進まない船を操る
航海カードは右移動、左移動、後ろ移動、旋回の4種類です。そのため、基本的には直進することができません。後ろ移動を2枚出しした場合のみ、前に進むことができます。
そのため、ゴールまでたどり着くのはなかなか困難です。
今回は4人で遊び、1プレイ40分ほどでした。1人がゴール地点まで到達し、そのまま勝利しました。
それぞれの向かい側がゴールになるため、中央にみんなが集中することになります。今回勝ったプレイヤーはそこでの位置取りが上手く、見事に他のプレイヤーの行動をブロックしていました。
わたしはゴールを諦めて、建設に賭けてみたのですが、思ったよりも得点が伸びないまま終了となってしまいました。
建設カードに特殊効果はなく、必要な資源の組み合わせと得点が違うだけです。それぞれにアイコンがついており、終了時に何種類集めていると○点というお馴染みの得点が入ります。
船の動きは独特ですが、複雑な効果などはなく、1度プレイすれば十分に理解可能です。島タイルがランダムなので、どういう配置になるかでやり方が変わってきそうです。
プレイヤーシートに手番の流れが書かれているのも分かりやすくていいですね。
タイトル | 海拓者 |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | コヤマタダシ |