フリンケピンケは自分が獲得したチップの価値が高くなるようにカードをプレイしていく2~5人用のゲームです。非常にシンプルなルールですが、どのチップを取ればいいのかがとても悩ましいです。
フリンケピンケについて
5色のカード(各0~5)と5色のチップを使います。
カードをシャッフルして、各プレイヤーに手札として配ります。あまったカードは公開せずに避けておきます。チップは色ごとに分けて置いておきます。
手番ですること
1.手札からカードを出す
手札から好きなカード1枚を出します。
出したカードは対応する色のチップの下に置きます。すでにカードが置かれていれば、下のカードの数字が見えるように重ねておきます。
2.チップを1枚取る
出したカードの色と異なる色のチップを1枚取ります。
ゲームの終了と得点計算
いずれかの色のカードが6枚出たら、そのカードをプレイした人がチップを取ってゲーム終了です。
チップの価値は、それぞれ最後に出されたカードの数字です。
獲得したチップの価値を合計して、もっとも合計値が高い人の勝利です。
シンプルでジレンマが感じられるゲーム
1994年に発売されたゲームで、作者はライナー・クニツィアです。
その後、いくつものリメイクが出ています。
- クアンダリー(1994年)
- トール(2002年)
- ロコ(2003年)
- ボツワナ(2010年)
見た目が違うだけでなく、少しずつルールが違っていたり、カードではなくタイルだったり、チップではなく動物フィギュアだったりします。
ボツワナは日本語版があるため、この中ではもっとも有名かもしれません。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで20分ほどでした。
カードを1枚出して、チップを1枚取るだけという、とてもシンプルなルールなのですが、どれを出してどれを取るかが非常に悩ましいです。
チップの価値は出されたカードによって上下するため、株券のような雰囲気があります。
誰がどの色を持っているかは一目瞭然なので、1人だけ抜け出すのは、ほぼ不可能です。価値が上がりそうな色はみんなが便乗してくるため、そこまで差が開かないようになっています。
プレイ時間も短く、1度プレイすればどんなゲームか理解できるため、ちょっとした空き時間などにも遊びやすいです。
難点としては、いくつもリメイクされている割には現時点でどれも入手が難しいことが挙げられます。プレミア価格になっている場合も多いので、なかなか手軽には手に入れられない状況です。
タイトル | Flinke Pinke |
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発行年 | 1994年 |
プレイ人数 | 2~5人 |
プレイ時間 | 20~30分 |
デザイナー | Reiner Knizia |
BGGリンク | Flinke Pinke | BGG |