東京サイドキックは、2~4人用の協力型ゲームです。プレイヤーはヒーローとその相棒であるサイドキックを駆使して、アクシデントを解決したり、ヴィラン(悪役・怪人)を退治したりします。デッキ構築要素もあり、上手くヒーロー達の能力を活かして最終ボスであるメナスを倒すことを目指します。
東京サイドキックについて
ゲームボードは両面仕様になっており、それぞれ2~3人用、4人用となっています。かなりの大きさ(A1サイズ)なので、結構なスペースが必要です。
各プレイヤーは好きなヒーローとサイドキックを選び、プレイヤーボードを受け取ります。ヒーローは3つの属性(パワー、スピード、コンセントレーション)に分かれているので、全体でのバランスをどうするかも考えなくてはなりません。
初期デッキは10枚で、手札は5枚です。手札は常に公開されているため、プレイヤーボードに表にして並べておきます。みんなが何を持っているか分かるので、相談しやすいです。
手番では、以下の中から好きなだけアクションを行います。
- ムーブ
- チャージ
- ブラッシュアップ
- リゾルブ
- アタック
- アッセンブル
- パワーアップ
種類が多いですが、行えることはすべてプレイヤーボードに描かれているので分かりやすいです。
アクションをすべて終えたら終了処理を行います。このとき、ダメージカードを受け取ったり、新たなヴィランが登場したり、街が崩壊したりします。
これを以下のいずれかの条件を満たすまで繰り返します。
勝利条件
ヴィラン2体を撃破し、スーパーヴィランを2体撃破し、メナスを撃破する。
敗北条件
- 崩壊ゲージが15に達する。
- ダメージカードの山札がなくなり、引けなくなる。
- レッドアクシデントに2つめのバーントークンが置かれる。
- アクシデントカードの山がなくなる。
- ヴィランの山、またはスーパーヴィランの山からカードを引けなくなる。
3人で5回やってみての感想
開封したとき、ルールが26ページもあったので、そんなに複雑なのかと驚いたのですが、半分以上が設定集でした(笑)相関図などもあり、かなり凝った世界観になっています。
今回、3人で初プレイしてみたのですが、なかなか難しかったです。
初心者向けルールであるダメージカード25枚を採用して、難易度ももっとも低いノーマルでやってみたのですが、5回やって一度も成功しませんでした。
主なやるべきことは、ヴィランを倒す、または街で起こるアクシデントを解決するという2点です。その効率をあげるために、デッキを圧縮したり、強いカードを加えたり、スキルを解放したりしていきます。
初回は、アクシデント重視でやってみたのですが、あっという間にやられてしまったので、2回目からはヴィランを倒すことを重視しました。これが正解だったようで、だんだんとゲームが進行するようになりました。
しっかり準備を整えて望むというより、やれそうならば速攻やるといった感じでヴィランを倒していかないと、どんどんダメージカードを受け取ってしまい、どうにもならなくなってしまいます。そのため、ゲーム中は常にギリギリで、じっくり強化していく暇はありません。
ダメージカードは何の効果もないカードで、単純にデッキを圧迫します。5枚しかない手札に対して2枚、3枚のダメージカードが含まれるようになると、もうほとんどダメです。もちろん圧縮するアクションもあるのですが、そういうことをしている間に、どんどん東京がピンチになっていきます。
それを理解してから、今度は1巡、または2巡でヴィランを倒すようにしたら、なんとかゲームが動き始めました。
すると今度は2人で集中して攻撃したため、アクシデントがどんどん増えて、崩壊ゲージがいっぱいになって負けてしまいました。
失敗の経験を踏まえて臨んだ5回目、崩壊ゲージを増やすアクシデントはすぐさま解決し、ヴィランもできるだけ早く倒すようにすると、とうとうラスボスであるメナスが登場しました。
みんなで協力してダメージを与えて、シールドを破壊するところまでいき、いよいよ撃破できるかどうかというところまで来ました。最後のダメージ計算をして、カードの引き次第では倒せるかなどと話していたのですが、なんとそこでダメージカードが全然残っていないことに気づきました。
前までの4回は他のパターンで負けていたので、これはまったくの想定外でした。
結局、残り枚数を鑑みて、もう無理だろうという結論になったので、全5回のチャレンジはすべて失敗に終わりました。
初回は「え?これ絶対無理じゃない?」と思ったのですが、何回かやるたび、だんだんとやるべきことが見えてきます。5回目には立ち回り方もだいぶ見えてきて、クリアまでの道筋もつかめた感じです。回を重ねるごとに進み具合が全然違うので、成長が実感できますね。
5回やってみた感じ席順がかなり大切です。座り方によって、ダメージを受けたり受けなかったりするので、ヒーローを決めたら、その辺りから考えた方がいいです。
あとは3人よりも4人の方がクリアしやすいのではと感じました。
ヒーローやサイドキックの能力は、バラエティ豊かなので、いろいろ試してみたくなりますね。
とりあえず初心者向けルールはクリアしたいところです。