カフェ(Café)は、コーヒー豆の生産・乾燥・焙煎・出荷を行う1~4人用のゲームです。ラウンド開始時に獲得したカードを重ね、そこから見えているアイコンの数によってアクションを行います。
カフェ(Café)について
各プレイヤーは会社カードと対応する初期カードを受け取ります。白キューブを会社カードに置き、初期資源として4種類のコーヒー豆を1つずつ受け取ります。
計画カードは6つのマスに分かれています。基本的には1マスずつにアイコンが描かれていますが、2マスにまたがるアイコンもあります。
プレイ人数に応じた枚数の計画カードを用意してシャッフルし、裏向きの山札にします。
ラウンドの流れ
山札から3枚カードを引き、表向きで並べます。
スタートプレイヤーから順番にカードを取っていきます。カードは即座に補充されるため、全員が3枚の中から1枚を選ぶことになります。最後のプレイヤーがカードを選んだならば、残った2枚は捨てます。
獲得したカードをすでに自分の場にあるカードの上に重ねます。この際、2~4マスを覆う必要があります。新しく獲得したカードは必ず上に重なるように置きます。カードは回転して置くことが可能です。
すでにキューブが置かれているマスを覆うこともできますが、その際、そこにあったキューブはサプライに戻ります。
各プレイヤーはカードから見えているコーヒーカップのアイコンの数を数えます。それが今回のアクション数になるため、会社カードの対応する数字に白キューブを置きます。
アクションの種類
好きな組み合わせ・順番で以下のアクションを行います。1アクションごとに白キューブを動かし、残り何アクションあるかをカウントします。
A 生産 | 生産マスを1つ選び、そこに対応する色のキューブを1つ置きます。 |
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B 乾燥 | 生産マスにある1色のキューブを選び、すべてのマスから1つの乾燥マスに移動させます。 |
C 焙煎 | 乾燥マスにある1色のキューブを選び、すべてのマスから1つの焙煎マスに移動させます。 |
D 出荷 | すべての焙煎マスからキューブを出荷します。 出荷先は自分の倉庫かコーヒーショップです。 |
- すでにキューブが置かれているところに追加してキューブを置くことはできません。
- 1マスに複数の色のキューブを置くことはできません。
- ただし、コーヒーショップには追加してキューブを置くことができ、複数の色も置くことができます。
- すでにマスに置かれているキューブはフリーアクションでサプライに戻すことができます。
- 同じアクションマスが縦横に隣接していると、1アクションでそのすべてが発動します。
ゲームの終了と得点計算
全8ラウンドを行うとゲームが終了します。
すべての需要を満たしたコーヒーショップと倉庫にあるキューブが得点になります。
倉庫にあるキューブはもっとも少ない色が2点、次に少ない色が1点です。そのため、2色しか持っていない場合、0点になります。(2点×0+1点×0)
もっとも合計得点が多いプレイヤーの勝利です。
上手くカードを重ねて効率良くアクションを行う
見えているアイコンの数がアクションに直結するため、上手くカードを重ねていく必要があります。同じアイコンが隣接すると、1アクションですべてが発動するため、どこに何を置くかが悩ましいです。
今回はソロプレイをしてみました。
このゲームはソロでもルールに変更点がないため、遊びやすいです。スコアアタックになっており、獲得した得点に応じて評価が下されます。
1回目はコーヒーカップを中心にカードを獲得していきました。コーヒーカップの数がアクション数になるため、単純に手数が増えます。ちなみに一手番のアクション数は最大で8です。(毎ラウンドコーヒーカップを獲得した場合)
ただし、コーヒーカップが描かれたカードを獲得する際は、コストとして倉庫にあるキューブを1つ支払わなければなりません。ある程度、先行投資が必要になるというわけですね。
このとき、船アイコンが2つ以上自分の場にあれば、このコストがかかりません。
そのため、まずは船を揃えて、それからコーヒーカップのカードを中心に取っていきました。
順調にアクション数は増えたものの、終わってみると倉庫にあるキューブが「1・2・8・8」とバランスが悪く、2点×1、1点×2で4点しか取れませんでした。
コーヒーショップの得点と合計して13点です。
2回目はコーヒーカップにこだわらず、同じアクションを固めることと、バランス良くキューブを取ることを意識してみました。
同じ轍は踏まないと思ったのですが、なかなか上手くいかず、17点で終わってしまいました。
思ったより得点が伸びませんね。ちなみに評価は41点以上で最高になるため、まだまだ先は長そうです。
インタラクションがほぼないため、いわゆるソロプレイ感が強いゲームです。そのため、むしろソロプレイ向きかもしれません。パズル要素が強いゲームが好きな人におすすめです。
現在国内流通しているのは第2版のため、拡張「エスプレッソ」のカードが同梱されています。特殊なアイコンが追加され、戦略の幅が広がります。
タイトル | Café |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 20~45分 |
デザイナー | Costa, Rôla |
BGGリンク | Café | BGG |