「ウォックアンドロール(Wok and Roll)」は食材が描かれたダイスを使って料理を完成させていくロール&ライトのゲームです。シンプルメニューとエキスパートメニューの2種類のゲームが用意されています。
ウォックアンドロール(Wok and Roll)について
プレイヤーボードはホワイトボードタイプになっており描いて消せるようになっています。ボードは両面仕様で、それぞれ若干ルールが異なります。ダイスは赤2つ、白4つの合計6個です。箱がダイストレイになっています。
ゲームの流れ
ゲームは終了条件を満たすまで手番を繰り返します。手番プレイヤーがダイスを振りますが、そのダイスは全員使用します。ただし、赤ダイスを使えるのは手番プレイヤーだけです。
1.市場に行く
手番プレイヤーは6個全てのダイスを振ります。ダイスは合計で3回まで振れます。
2.料理を作る
ダイスの目に描かれた材料シンボルを使って料理を作ります。手番プレイヤーは赤と白すべてのダイスが使えます。他のプレイヤーは白4つのみ使えます。
順番にダイスを取っていくわけではなく、好きな組み合わせを各自で選んで個人ボードに書き込みます。
料理マスは上から下に向かって埋めていきます。マスによっては追加で材料がもらえるところもあります。
「レシピブック」の目は、ロックの解除や能力を解放に使用します。能力を開放するとレシピブックの目を選択した食材としても使えるようになります。
ゲームの終了
誰かが料理を3つ完成させると、そこでゲーム終了です。
獲得した得点を合計して、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
ダイスを振って料理を作る
ダイスは赤と白の2種類ありますが、目の構成はどちらも同じです。自由に組み合わせて、対応するマスを塗っていくだけなので、ルールはシンプルです。
エキスパートメニューになるとどの順番でロックを外すかが出てくるため、計画性が求められます。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで40分ほどでした。エキスパートメニューで遊んだのですが、料理3つだとかなり早く終わるので5つでやったほうがじっくり楽しめそうです。
ポイントは手番プレイヤーだけが使えるダイスです。
どの組み合わせで何が作れるかは全員同じのため、白ダイスでは作りづらい組み合わせを残しておき、赤ダイスで完成するように選ぶと、自分だけが多く料理が作れるようになります。
ダイス目に恵まれなくても、冷蔵庫に保管してある食材で何とかなることも多いため、運だけでなく、どこで何を使うかの選択も求められます。
料理を完成させることで、新たな食材がもらえることもあるため、それを使ってまた完成といったコンボ要素もあります。
わかりやすいルールで1~5人まで遊べるため、使い勝手がいいです。箱がダイストレイになっているのもいいですね。
プレイに影響する言語依存はありませんが、料理名が漢字表記になっています。「麻婆豆腐」「回鍋肉」といったおなじみのものから、見たことがない漢字のものまでさまざまあって、異国情緒が感じられます。
タイトル | Wok and Roll |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Daryl Chow |
BGGリンク | Wok and Roll | BGG |