今回は2人でじっくり遊べるボードゲームの紹介です。2人専用に限らず、実際に2人で遊んでみて面白かったものをピックアップしました。
オススメの2人戦ボードゲーム
ドミニオン
デッキ構築というジャンルを確立したゲームです。
最初は同じデッキでスタートして、新たなカードを獲得することで、それぞれのデッキを作り上げていきます。1回のゲームでは10種類の王国カードだけを使用するため、組み合わせを変えることで、さまざまな展開を楽しむことができます。
国内でも人気があり、たくさんの拡張セットが出ています。
アグリコラ:牧場の動物たち
大人気ゲーム「アグリコラ」の2人用ゲームです。
アグリコラの特徴であった大量のカードがなくなりました。さまざまな効果の建物タイルを使用しますが、ゲーム開始時にすべて公開されているため、運要素がありません。
拡張セットによってタイルの組み合わせが変わるため、ゲームごとに異なる戦略を求められます。
世界の七不思議:デュエル
ドラフトゲームの代表作である「世界の七不思議」の2人用ゲームです。
通常の世界の七不思議では、カードを1枚選んで隣に渡すのを繰り返しますが、デュエルでは場に並んでいるカードを1枚ずつ選んでいきます。また、勝ち筋が得点だけではないため、いろいろな戦略が取れるようになりました。
拡張を入れることで要素が増えて、さらに展開の幅が広がります。
レースフォーザギャラクシー
もともとは2~4人用のカードゲームですが、拡張セットを入れることで1~5人まで遊べるようになります。
ラウンドごとに実行されるアクションが異なるヴァリアブルフェイズオーダーを採用しています。ラウンド開始時に自分が行いたいアクションを選ぶのですが、他の人が選んだアクションも実行することができます。
2人で遊ぶ場合は、2つずつアクションを選ぶことになるため、テンポよく遊べます。
ジェンティス
もとのジェンティスが発売されたのは2017年ですが、その後、kickstarterを経て、ジェンティスデラックスエディションが発売されます。
デラックスエディションでは1~2人用マップが追加されるため、2人でもバランスよく遊べるようになりました。ワーカープレイスメントのように交互にアクションを選んでいくのですが、時間の概念が独特です。
また、前の時代のカードは中身を見て選ぶことができるため、運要素が薄まっています。
古代:決戦
2~6人用のゲームであった古代(Antike)の2人用ゲームです。
円の中に描かれたアクションを実行するロンデルシステムを採用しています。円をぐるぐる回っていくのですが、3マスまでは無料で、それ以上進むためにはコストが必要になります。
もともと古代は運要素がなかったのですが、決戦ではイベントカードが加わり、逆転の要素が強くなっています。
グランドオーストリアホテル
4人まで遊ぶことができますが、2人ベストという人が多いゲームです。どうしてもダウンタイムが長くなってしまうシステムのため、2人のほうがテンポよく遊ぶことができます。
さまざまなスタッフカードを駆使しつつ、自分のホテルにお客を案内していきます。
2021年には拡張セットも登場して、さらにいろいろな展開が楽しめるようになりました。
オーディンの祝祭
ワーカープレイスメントにパズルの要素を組み合わせたウヴェ・ローゼンベルクの代表作のひとつです。
膨大なアクションで、さまざまなタイルを獲得して、個人ボードに配置していきます。全7ラウンドあり、各ラウンドには12個ものフェイズがある重量級ゲームです。
拡張セットのノース人ではアクションボードが差し替えられ、プレイ人数に応じたバランスが取られています。
アルルの丘
ゲーム開始時から膨大なアクションスペースがあるワーカープレイスメントです。夏と冬のラウンドがあり、それぞれ実行するアクションが異なります。
また、ワーカーを配置する以外にもアクションがあるため、手番の選択肢がかなり多いです。あまりに情報量が多いので、最初は戸惑いますが、2人でじっくり遊ぶのにはぴったりのゲームです。
数エーカーの雪原
ブラスや蒸気の時代のデザイナーであるマーティン・ワレスの2人用ゲームです。
ウォーゲームとデッキ構築を組み合わせた感じで、フランス側とイギリス側に分かれて戦争を行います。一般的なデッキ構築とは一味違い、手番で行えるアクションは20種類もあります。
地図上にコマを配置したり、ルートを築いたりしていくため、初めはどこに何があるのかわかりづらいのが難点です。
トワイライトストラグル
米ソの冷戦をテーマにした2人用ゲームです。
直接戦争するわけではなく、地域ごとの支配力を競います。手札のカードをイベントとして使うか、それを無視して数字を作戦値として使うかのカードドリブンというシステムを採用しています。
アメリカのボードゲームサイトBGGで1位を取ったこともある、一度は遊んでおきたいボードゲームです。