ジェンティスのデラックスエディションを2人で遊んでみました。通常版では遊んだことがあったものの、DX版を使って遊ぶのは初めてです。
ジェンティスの種類
ジェンティスにはいくつかの種類があり、内容物も若干異なります。
最初に発売されたのは2017年で、初めは2~4人用でした。ゲームボードとなるマップも1つだけです。
その後、Kickstarterで資金を募り、2018年にリリースされたのがジェンティスデラックスエディションです。
プレイ人数が1~4人になり、1~2人用マップが追加されてボードが両面仕様になりました。さらにコンポーネントが豪華になり、ミニ拡張も含まれています。
そうして今回発売されたジェンティス日本流通版は、1~4人で、カード名やマップの地名が日本語になっています。タイルは初版と同じ紙製です。また、ミニ拡張は含まれていません。
ミニ拡張の「ジェンティス 拡張:新たなる都市 日本流通版」は別売りになっています。こちらのタイルはデラックスエディションと同じような木製タイルです。
このようにバージョンによって、プレイ人数やコンポーネントが異なっています。
ジェンティス デラックスエディション
わたしは最初に発売された版とDX版の両方を持っています。コンポーネントのあまりの豪華さにKickstarterで手に入れたのですが、結局届いてからはプレイしていませんでした。
2人用のマップが加わったこともあり、今回は2人で遊んでみました。ミニ拡張は不使用です。
ルール説明から始まり、プレイ終了まで2時間半ほどでした。さすがに何年かぶりに遊ぶため、細かいルールは結構忘れていました。
交互にアクションを選んでいくため、大まかな流れはワーカープレイスメントと同じような感じです。ただし、ワーカーを配置するのではなく、アクションタイルを個人ボードに配置します。その際、砂時計トークンも一緒に置かなければなりません。
これがジェンティスの大きな特徴です。
たとえば、砂時計トークンを2つ受け取る場合、2マスに1つずつ置くか、1マスに2つ置くかが選べます。
2マスに1つずつ置いた場合、このラウンドで行えるアクションが減ってしまいます。ただし、ラウンド終了時に1マスにつき1つずつ砂時計トークンが取り除かれるため、次のラウンドでは手数が増えます。
1マスに2つ置いた場合、1つずつ置くよりもこのラウンドでできることは多いですが、次のラウンドでも砂時計トークンが1つ残ってしまいます。
また、同じアクションであってもお金をかければ受け取る砂時計トークンが減るため、お金と時間のどちらを重視するかの選択が悩ましいです。
もう1つ、人口トラックの使い方も独特です。
6種類の労働者を増やしていくのですが、3種類は左から右に、もう3種類は右から左に向かって増えていきます。そうすると同じ行にいる労働者はぶつかってしまいます。そのため、片方をたくさん取ろうとすると、もう片方が減るようになっており、欲しいカードに合わせて調整していく必要があります。
単にどんどん増やしていけばいいわけではないのが考えどころです。
今回、わたしは、まずアクションのマスを増やしていくことを優先しました。個人ボードのタイルを置くマスは、いくつかのスペースがロックされています。時代が進むとロックが1つずつ外れていくのですが、それでもすべてが解除されるわけではありません。そのため、もっと増やそうと思ったら、カード効果で外していく必要があります。
ある程度、手数が増えてから、今度は人口を調整して、あとは簡単に出せそうなカードを獲得していきます。相手は序盤からどんどん得点を重ねていき、全6ラウンドのうち、5ラウンドが終わった段階で、かなりの得点差がついていました。
さすがにここから追い上げるのかは難しいかと思いましたが、捨て札からちょうどいいカードを回収することができ、最終的には66対61で逆転できました。
久しぶりに遊びましたが、やはり面白いですね。
選択肢がいろいろあるため、どこから伸ばしていくかが悩ましいです。また、前の時代のカードは選んで取ることができるため、「あのカードが来なかったから負けた」となりにくいです。
今のところ、ミニ拡張はまだ使ったことがないので、どのくらいプレイ感が変わるものか楽しみです。
タイトル | Gentes: Deluxified Edition |
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発行年 | 2018年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 75~120分 |
デザイナー | Stefan Risthaus |
BGGリンク | Gentes: Deluxified Edition | BGG |