「テラフォーミング・マーズ カードゲーム アレス・エクスペディション」は人気ゲーム「テラフォーミング・マーズ」のカードゲーム版です。拡張セットではなく、これ単体で遊ぶことができます。
ソロプレイも可能のため、実際の流れを紹介します。
テラフォ アレス ソロプレイの流れ
テラフォーミング・マーズ アレス・エクスペディションのソロプレイは、規定のラウンド内で、すべてのグローバル・パラメーターを上限に到達させることを目指します。
ダミープレイヤーが存在し、毎ラウンド何かしらのフェイズを選びます。
ゲーム終了時に3つとも上限に達していれば成功で、達成できなければ失敗です。勝利点を記録しておくことで、スコアアタックに挑むこともできます。
準備
まず、通常のゲームと同じようにゲームボードや企業、プロジェクトカードなどを準備します。
次に、ダミープレイヤー用のフェイズカード5枚を用意します。裏のまま、シャッフルして火星ボードの近くに置いておきます。
TRの「1」のマスに使用しないプレイヤーマーカーを1個配置します。これがダミー用のマーカーです。
難易度を3つの中から選びます。
難易度について
難易度によってダミープレイヤーのシャッフル時に、グローバル・パラメーターが上がります。この上昇ではTRなどは獲得できません。
- 初級:ダミーのマーカーが進むたび、酸素濃度か気温のどちらかが2段階上昇。
- 上級:ダミーのマーカーが進むたび、酸素濃度か気温のどちらかが1段階上昇。
- 達人:一切の上昇なし。
ゲームのプレイ
計画フェイズでは、まず自分のフェイズカードを選びます。
その後、ダミーの山札から1枚をめくります。これによって公開されたフェイズを行います。
こうして毎ラウンド、ダミーの山札からフェイズカードをめくっていきます。
ダミーの山札から5種類すべてのカードが公開されたら、その5枚をシャッフルして新たな山札を作ります。このタイミングで、ダミーのマーカーを1つ進めます。
ダミーのマーカーが「5」のマスに入ったら、あと5ラウンド行ってゲーム終了です。最後の5ラウンドはダミーの山札からめくるのではなく、プレイヤーの好きな順番でフェイズを実行することができます。
これがすべて終わるとゲーム終了です。
ゲームの終了
25ラウンドが終わったならばゲーム終了です。
すべてのグローバル・パラメーターが上限に達していれば成功です。そうでなければ敗北です。VPを記録して、より高いVPを目指すこともできます。
実際にやってみた感想
以前、3人でプレイしたことがあり、だいたいの流れがわかっていたため、さっそくソロプレイも試してみました。特に難しい処理はないため、通常のゲームとほぼ同じ感覚で遊ぶことができます。
1プレイ1時間ほどでした。難易度は初級です。
使用した企業は、惑星間シネマティクスでした。ゲーム開始時に建材が1あり、矢印がついたカードのコストが2軽減されます。
基本的にグローバル・パラメーターを上げることが目標のため、得点関係はあまりプレイせずに進めていきます。建材とチタンがさらに軽減されるカードもプレイして、順調に展開していきました。
ただ、肝心のグローバル化が進みません。また、連続でダミーとフェイズがかぶり、時間をロスしてしまいます。ダミーは5枚すべてを実行するため、だんだんと何をするのか予測がつくようになっています。
結局、海洋はすべて表向きにできたものの、酸素も気温も上限にいかないまま終わってしまいました。初級でもなかなか手強いですね。
カードゲーム版ということもあり、他のソロプレイができるゲームよりも準備が簡単です。そのため、プレイのためのハードルはだいぶ低いです。遊び方も通常とほぼ変わらないため、新しいルールを覚える必要もありません。
せっかくなので初級はクリアしたいところです。