ミントワークスは1~4人用のワーカープレイスメントです。コンポーネントがミントやタブレットが入っているような小型の缶に入っており、持ち運びにもとても便利です。
ミントワークスについて
アクションスペースとなる主要場所カード4枚と、上級場所カード2枚を並べます
主要場所カードは固定ですが、上級場所カードはランダムに選ばれます。他に後で使えるようになる証書場所カード2枚を並べます。
計画カードをシャッフルして山札を作り、そこからサプライとして3枚を公開して並べておきます。
各プレイヤーは初期ワーカーとしてミントを3個ずつ受け取ります。一般的なワーカープレイスメントと異なり、ワーカーは一色しかなく、プレイヤーごとの区別はありません。(赤いミントは白いミント5個分の扱いです)
ゲームは終了条件を満たすまでラウンドを繰り返します。
各ラウンドは2つのフェイズに分かれています。
ラウンドの流れ
開発フェイズ
スタートプレイヤーから順番に配置かパスを行っていきます。
アクションスペースに書かれた数字分のミントを配置して、アクションを実行します。
ソフトパスのため、全員が連続してパスを選ぶまで手番が回ってきます。
全員がパスすると開発フェイズ終了です。
保守フェイズ
誰かが7点以上を獲得しているかを確認します。7点以上取っていれば得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
そうでなければ以下の処理を行います。
計画カードのサプライが3枚になるように補充します。補充が十分に出来なかった場合はゲーム終了です。得点計算を行い、勝敗を決めます。
その次に、「保守フェイズ時」という効果を解決します。
証書場所にミントが置かれている場合、持ち主は規定数のミントを獲得します。
アクションスペースに置かれたミントをすべてストックに戻します。
各プレイヤーは1個ずつミントを獲得します。
次のラウンドに移ります。
実際のゲームの流れ
計画カードを獲得して、それを建設していき、得点を集めるのが基本的な流れです。
カードを獲得するアクションと建設するアクションが別になっており、獲得する際には計画カードに書かれたコスト分のミントが、建設するためにはミント2個が必要になります。
建設されたカードにはさまざまな効果があるため、それを上手く利用して相手よりも早く得点を集めることを目指します。
保守フェイズ時にミントがもらえたり、カードの獲得や建設のコストを軽減したりと、特殊な効果はないものの得点が高かったりといったお馴染みのカードがいろいろあります。
コンパクトだがしっかり悩ましい
まず見た目のインパクトが大きいです。縦横6×10センチ程で、一見すると本当にお菓子の缶のようです。
今回は2人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで20分ほどでした。
計画カードが20枚以上あるため、どれが出てくるかによってやり方が変わってきます。相手に取らせるとマズいカードも出てくるため、しっかりカットする動きも必要です。
もちろんアクションスペースは有限のため、どの順番で何を行っていくかも考えなければなりません。
まずミントを増やすのか、先にカードを取ってしまうのかといった選択が悩ましいです。
全体的にコンパクトにまとまっていながら、ちゃんと考えどころがある使い勝手のいいゲームです。この大きさだったら、持ち運びもしやすいため、とりあえずバッグに入れておけば、ちょっとした空き時間にも遊びやすいです。オープン会でも待ち時間にもちょうどよさそうですね。
ミントワークスが面白かったので、他のミントシリーズも気になるところです。
タイトル | Mint Works |
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発行年 | 2017年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 10~20分 |
デザイナー | Justin Blaske |