この日はまず3人でパリを、その後は2人でハリウッドセンセーションとカウントアップ21を遊びました。
パリ(PARIS)
ヴォルフガング・クラマーとミヒャエル・キースリングの新作です。
1900年代に生きる投資家として、パリの街に投資を行っていきます。
まず円形ボードの中央に立体の凱旋門という見た目のインパクトがなかなかです。ちなみに凱旋門は使用しなくても遊べるようになっています。
手番でやることは建物タイルがあれば、それを配置。その後は手元にある鍵コマを配置するか、すでに配置してある鍵コマを移動させる。鍵コマが置かれた建物の数値の合計によってエリアマジョリティで競います。
それ以外にもさまざまな特殊効果をもたらすボーナスタイルがあり、どこから進めるかが悩ましいゲームです。円状に配置されたボーナスタイルは好きなだけ進めることができますが、戻ることはできません。そのため、こまめに獲得していくのか、欲しいところだけをピンポイントで獲得していくかで進み具合が全然違ってきます。
お金や資源は非公開情報のため、なかなか先が読めない展開になります。後から建物を追加できるため、マジョリティ争いも最後の最後まで決まらないようになっています。
また、収入の機会が意外とないため、中盤にお金を使い切ってしまうと、なかなか厳しいことになります。
得点方法がいろいろありますが、どれかで特化するというよりかは、バランスよく取っていった方が総得点が上がりそうな感じです。
いろいろな場面で他のプレイヤーとぶつかるため、インタラクションが強めなゲームが好きな人にオススメです。
ハリウッドセンセーション
2人用のトリックテイキングゲームです。
山札があり、ジャーマンホイストのようにトリックに勝った方は表になっているカードを、負けた方は裏向きのカードを補充していきます。
2ラウンド目からは負けているプレイヤーは手札を減らすことができ、スート枯れを起こしやすいようにできています。
4スートあり、2つはプラス、もう2つはマイナスです。
そのため、プラスのカードは獲得しつつ、マイナスのカードは相手に押しつけなければなりません。さらにスートの強さもラウンドごとにランダムに決定します。
3ラウンド行い優勢の方が勝ち、またはレッドカーペット上のポーンを引き切ってしまうと即座に勝利します。
今回は2ラウンド目にわたしがプラス2、相手がマイナス2とトータル4ポイントを獲得して、そのまま勝利しました。
プレイしたカードは表にしたままスートごとに並べておくので、カウンティングが不要になっています。また、途中でカードの補充があるため、初期手札だけでは勝負が読めないようになっているのもポイントです。
カウントアップ21
2人用のカードゲームです。
「これはトリックテイキングゲームなのか展」に出品されたゲームで、はっきりとトリックテイキングとは言い難いルールになっています。
どちらかというとゴーアウト(大富豪)に近く、相手が出したカードよりも3まで大きいカードを出していき、出せない、もしくは出したくない場合はパスをします。相手がパスをしたら、それで1トリック獲得で、再び手札からカードをプレイします。
これを繰り返し、多くのトリックを獲得した方の勝利です。
やってみた感じ、トリックテイキング感はだいぶ薄いです。手札運も大きく、数字が偏っていると、為す術ものなくただ負けてしまうことも多かったです。