ノース人は、オーディンの祝祭の拡張セットです。遊ぶためにはオーディンの祝祭が必要になります。さまざまな要素が加わる上に、アクションボードが差し替えられるため、だいぶプレイ感が変わります。
オーディンの祝祭:ノース人
新たに加わる要素
アクションボード
アクションボードが差し替えられて、従来のものは使わなくなります。3分割された両面仕様のボードをプレイ人数に応じて組み合わせて使用します。
オーディンの祝祭では、アクションスペースが4列に分かれていましたが、ノース人では5列に分かれています。5列目のアクションスペースでは、ワーカーが1個か2個必要で、自分の最後の手番にしか使うことができません。
アクション自体が強力な上、ワーカーを2個使った場合は職業カードをプレイすることができます。
探検ボード
新しい探検ボードが加わります。また、基本の探検ボードも改訂されて、従来のボードは使わなくなります。
オーディンの祝祭では、どの探検ボードが取れるかアクションボードに名前が書かれていたのですが、ノース人では名前がなくなり、ワーカーの数と船の種類で判断することになります。
職人用倉庫
新しく加わった要素です。6枚のタイルがあり、両面仕様のため、12種類あります。
ゲーム開始時にランダムで配られ、どちらかの面を選びます。ゲーム中に倉庫を作るアクションをすると使えるようになります。
家畜
新たな家畜として、馬と豚が加わります。
豚は他の家畜とは違い、妊娠せずに毎ラウンド繁殖します。
物品タイル
馬と豚が増えた分、緑と青の物品タイルが増えました。
豚タイルはコの字型になっているため、ボーナスのマスを囲みやすくなっています。
捕鯨船による移住
商船、ドラゴン船だけでなく、捕鯨船でも移住できるようになりました。
捕鯨船はタイルを裏返して置くのではなく、別の移住用のタイルを使用します。そのため、船タイルを置くためのボードも新しくなっています。
その他
新しい特殊タイルが加わりました。それを置くためのボードも加わっています。
また、職業カードをプレイするときに、効果を使わずに捨てて得点できるようになりました。そのための得点チップが新たに加わっています。
評判がいいのも納得の拡張
ネット上では必須の声も多い、拡張セットです。
オーディン経験者でやってみて4人で1プレイ3時間半ほどでした。(新しく加わった要素の説明を含めて)
先日、比較のために基本も遊んでみたのですが、確かにノース人の方が遊びやすくなっています。これだったらいきなり拡張から遊び始めても問題なさそうです。
職人用倉庫は少ない資源で収入が増えるため、ブースト的な意味合いがありますし、カードを捨てて得点化できるため、最後まで使い途が残されます。また、新たに加わった5列目のアクションのおかげで、カードをプレイしやすくなっています。
ただし、これまで以上に選択肢が増えるため、オーディンの祝祭だけでお腹いっぱいだった人にはさすがにオススメできません。オーディンの祝祭が好きだった人には間違いない拡張です。
これは再販されたら手に入れたいですね。
タイトル | A Feast for Odin: The Norwegians |
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発行年 | 2018年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30~120分 |
デザイナー | Gernot Köpke, Uwe Rosenberg |