ボードゲーム

2011年に登場したボードゲームを振り返る

2011年のボードゲーム
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近年はどんどん新作ボードゲームが発売されているため、なかなか過去の作品に触れる機会が少なくなってきています。そこで、今回は過去の名作を紹介していきます。この記事では2011年に発売されたゲームを取り上げています。

2011年のボードゲーム

ブルゴーニュ

国内でも人気のボードゲームデザイナー、シュテファン・フェルトの代表作の1つです。2019年には拡張を同梱したブルゴーニュプラスが発売されています。

手番ではダイスを2つ振り、それを使ってゲームボードからタイルを獲得したり、個人ボードにタイルを配置したりしていきます。

言語依存はないのですが、建物や知識の種類が多いため、遊ぶ際は効果を説明したリファレンスがあった方が便利です。

国内外で人気があるゲームで、多数の拡張が出ています。さらに「ブルゴーニュ:カードゲーム」「ブルゴーニュ:ダイスゲーム」が出ており、ルールをシンプルにした「トスカーナ」も出ています。

[ボードゲーム] ブルゴーニュ 紹介ブルゴーニュは、人気のボードゲームデザイナー、ステファン・フェルトの作品です。BGGでの評価も高く、2016年2月の段階では第8位です。...

トラヤヌス

ブルゴーニュと同様、こちらもシュテファン・フェルトの代表作の1つです。

個人ボードにマンカラが採用されており、どれか1つの皿から順番にコマを置いていき、最後にコマを置いたところのアクションを実行します。皿の横にはトラヤヌスタイルがあり、皿にあるコマの色がタイルの色と揃っていると、タイルを獲得することができます。

手番にできるアクションは6種類ですが、さらに細かく分けると12種類のアクションがあります。

その上、さまざまな得点の取り方があり、フェルトっぽい減点要素もあったりと、かなり盛りだくさんの内容です。

[ボードゲーム] トラヤヌスを初プレイした感想「トラヤヌス」は、「ノートルダム」「ブルゴーニュ」「倉庫の街」などでお馴染みのシュテファン・フェルトの作品です。最近ではフェルトというと...

祈り、働け

ボードゲームの祈り働け

アグリコラやカヴェルナ、オーディンの祝祭などでお馴染みのウヴェ・ローゼンベルクのゲームです。

個人ボードにアクションスペースとなるカードを並べていくワーカープレイスメントなのですが、変わっているのが人のワーカーをその人のボードに配置して、自分がそのアクションを実行できる点です。

そのため、自分で行おうと思って建てたスペースを先に使われてしまうこともあります。

ただ、これは悪いばかりではなく、手元にワーカーを戻せるタイミングを早めることにもなります。祈り働けでは、ラウンド開始時にすべてのワーカーが配置されていないと回収することができません。

人のワーカーばかり使っていると、自分のワーカーを戻すことができないため、ずっとスペースがふさがったままになってしまいます。

10年以上前のゲームにも関わらず、他に類を見ない独特なシステムになっているため、再版が待ち望まれているゲームの1つです。

[ボードゲーム] 祈り、働け 紹介「祈り、働け」はアグリコラやカヴェルナでお馴染みのウヴェ・ローゼンベルクの作品です。ゲーマーズゲームが選ばれることが多い、ポルトガル年間...

キングオブトーキョー

マジック:ザ・ギャザリングのデザイナー、リチャード・ガーフィールドのゲームです。

トーキョーを舞台に、さまざまな怪獣やロボが激闘を繰り広げます。特殊効果のあるカードを装備していくことで、自分のモンスターを強化し、いち早く規定点を集めることを目指します。

こちらも人気作の1つで、さまざまな拡張セットや「キング・オブ・ニューヨーク」といったゲームも出ています。

リチャード・ガーフィールド
[特集] リチャード・ガーフィールド(Richard Garfield)リチャード・ガーフィールドは、TCGのマジック:ザ・ギャザリングを産み出したゲームデザイナーです。MtG以外にもさまざまなボードゲームを...

数エーカーの雪

2人用のデッキ構築タイプのゲームです。

プレイヤーはイギリスとフランスに分かれて、戦争を行います。デッキが非対称になっており、カード構成も異なります。また、デッキ構築ゲームでありながら、マップ上にコマを配置したり、ルートをつなげたりと、個性的なシステムになっています。

手番で行えるアクションが20種類もあるゲーマー向けのボードゲームです。

作者は「ブラス」「蒸気の時代」のマーティン・ワレスです。

[ボードゲーム] 数エーカーの雪2人用のボードゲームというと、ルールが簡単で、あまり時間がかからない、というイメージを持たれている方も多いかもしれません。(参照:2人用...

キングダムビルダー

「ドミニオン」の作者であるドナルド・ヴァッカリーノの作品です。

地図タイルを組み合わせて、今回使用するマップを作ります。その後、得点条件が書かれた王国カードを3枚選びます。

手番ではカードをプレイして、対応するマスにコマを配置します。手札は1枚しかないので、ほとんど悩まずにプレイすることができます。

ただし、建物タイルの種類が多く、配置の仕方もいろいろあるため、ある程度の慣れが必要です。

[ボードゲーム] キングダムビルダー 紹介キングダムビルダーは2012年ドイツ年間ゲーム大賞を受賞した2~4人用の陣取りゲームです。作者はドミニオンで一躍有名になったドナルド・ヴ...

髑髏と薔薇

3~6人用のシンプルなブラフゲームです。

プレイヤーは4枚のカードを持っています。内訳はバラが3枚でドクロが1枚です。

手番では裏向きでカードを出すか、ビッドするかのどちらかを行います。誰かがビッドを行ったら、以降はそれよりも高い数字をビッドするかパスします。こうして、もっとも高い数字をビッドした人が、ビッドした数だけカードをめくっていきます。

このときすべてがバラだと成功で、1枚でもドクロをめくってしまうと失敗です。

黒い箱の髑髏と薔薇、赤い箱の髑髏と薔薇、スカルの3つのバージョンがありますが、デザインが異なるだけなので、混ぜて遊ぶこともできます。

[ボードゲーム] 髑髏と薔薇/スカル 紹介3~6人用のブラフゲーム「髑髏と薔薇」の紹介です。 現在は同じシステムで、デザインが異なる「スカル」という名称で販売されています。 ...

ハワイ

ボードゲームのハワイ

L字型の個人ボードにタイルを並べていく2~5人用のゲームです。

手番では族長コマを移動させて、そこにあるタイルを獲得します。ただし、移動するには足トークンが必要で、タイルを得るにはコストとして貝トークンが必要です。

派手さはないですが、さまざまな要素が上手くまとまっており、考えどころが多いゲームです。プレイ時間も60~90分とほどほどで、隠れた名作の1つと言えます。

[ボードゲーム] HAWAII(ハワイ) 紹介ハワイは2~5人用のボードゲームです。個人ボードである自分のエリアにさまざまなものを建築していき、多くの得点を獲得することを目指します。...

ハートオブクラウン

ドミニオン以降、たくさん発売されたデッキ構築ゲームの1つです。

基本的な流れは同じなのですが、さまざまな要素が加わり、また違ったプレイ感になっています。

得点カードを場に出していくため、ドミニオンよりもどちらが勝っているか分かりやすいです。

また、擁立する姫によって異なる能力が使えるようになるため、いわゆるバリアブルプレイヤーパワーの要素もあります。

「ハートオブクラウン」だけでもかなり個性がでるのですが、「フェアリーガーデン」以降はさらに要素が増えて、より面白くなります。

基本セットだけしか遊んだことがない人は、ぜひサポートカードを入れたバージョンも遊んでみてください。

[ボードゲーム] ハートオブクラウンの購入今月になってハートオブクラウンの基本セットを初めて遊び、それから後日、拡張を遊ぶ機会がありました。実際に遊んでみて、「これは繰り返し遊べ...
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。