「カスカディア」は生息地タイルに動物ディスクを置いて豊かな自然を創っていく1~4人用のゲームです。5種類の動物それぞれに4つの得点計算方法が用意されているため、さまざまな組み合わせで遊ぶとこができます。
カスカディアについて
生息地タイルには5種類の地形と動物アイコンが描かれています。地形が1つだけのタイルもあれば複数が描かれているタイルもあります。また、動物も同じように1種類だけのものもあれば複数描かれているものもあります。
動物ディスクはクマ、エルク、サケ、タカ、キツネの5種類です。
他に自然トークンがあります。
生息地タイルはシャッフルして山札に、動物ディスクは布袋の中に入れます。
手番では生息地タイルと動物ディスクを1つずつ取り、自分のエリアに並べます。これを20回繰り返すとゲーム終了です。
ゲームの流れ
各プレイヤーは初期タイルを1枚受け取ります。初期タイルは3つのタイルが1つになっています。
場に4枚の生息地タイルを並べ、その下に1つずつ動物ディスクを置きます。
手番ではその中の1つの組み合わせを選んで獲得します。獲得したタイルは自分のタイルに隣接するように配置します。
このとき、同じ地形同士を合わせる必要はありません。ただし、同じ地形をつなげておくと終了時の得点がアップします。
動物ディスクは対応するタイルの上に置きます。もし置ける場所がなければ動物ディスクは配置できないため、袋に戻します。三角形のアイコンがついている場所に動物を置くと、自然トークンが1枚もらえます。
自然トークンには以下の使い途があります。
- 場にある動物ディスクを任意の枚数引き直す。
- 組を無視して好きなタイルとディスクを1枚ずつ取る。
タイルを配置してディスクを置いたら手番終了です。
再び4つの組ができるようにタイルとディスクを補充して次のプレイヤーの手番になります。
ゲームの終了
各自が20回手番を行うとゲーム終了です。
得点計算は生息地タイルと動物ディスクのそれぞれで行います。
生息地タイル
生息地タイルは各地形でもっとも大きな塊が得点になり、1枚につき1点が入ります。その後、プレイヤー間で大きさを比較して順位に応じて得点が加算されます。
動物ディスク
動物ごとに得点方法が異なります。どのように置けば何点になるのかは得点計算カードに描かれています。
さらに未使用の自然トークンを1個1点で加算して、もっとも多くの得点のプレイヤーが勝利します。
地形と動物の二層パズル
生息地と動物で得点方法が異なるため、2つの要素を考えながらタイルやディスクを配置していきます。
今回は2人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで1時間ほどでした。
手番でやることはタイルとディスクの組を1つ選んで配置するだけなので、とてもわかりやすいです。
ただ、地形タイルは自由に置くことができますが、動物ディスクは種類によって配置制限があるため、よく考えて置いていかないと置けなくなってしまいます。
今回わたしはサケにこだわって、どんどんつなげていったのですが、そのせいで他の動物が何手か無駄になってしまい、あまり得点は伸びませんでした。
実際に遊んでみると万人受けしそうなタイプのゲームだと感じました。
どんどんタイルが広がっていき、たくさんの動物が乗っていくため、ゲーム終了時の見栄えもいいです。また、組み合わせ獲得のドラフトに加えて、各地形ごとのマジョリティ争いもあるため、インタラクションもそこそこあります。
タイル配置系のゲームが苦手でなければ、持っていて損がないアイテムです。
ブラウザ上でソロプレイをすることができます。どんな感じのゲームなのか気になった方は、ぜひこちらで試してみてください。
Cascadia
タイトル | Cascadia |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 30~45分 |
デザイナー | Randy Flynn |
BGGリンク | Cascadia | BGG |