カヴェルナ:洞窟対決は、1~2人用のボードゲームです。2人用のカヴェルナといった感じですが、プレイ感はかなり違います。ワーカープレイスメントではなく、交互にアクションタイルを取ってアクションを実行し、資源を集めたり、部屋を作ったりしていきます。
カヴェルナ:洞窟対決について
各プレイヤーは個人ボードを受け取り、マーカーを配置します。マーカーは木のマーカーと紙製トークンが入っていますが、どちらを使っても構いません。(紙製のものは予備のようです)
共通のアクションボードにタイルを配置します。
ボードには12枚アクションを置くところがあり、初期アクション4枚、2のアクション3枚、3のアクション4枚、4のアクションが1枚あります。初期アクションは固定で、2と3はそれぞれランダムなので、裏で配置します。
部屋タイルは初期の6枚が置かれています。他の部屋タイルは個人ボードに洞窟として裏向きで配置されます。アクションによって洞窟が掘られると、そのタイルが共通のサプライに行き、建てられるようになります。
ゲームは全8ラウンドあります。
毎ラウンド開始時にアクションボードにあるタイルを1枚めくります。これにより、ラウンドごとに1アクションずつ選べるものが増えていきます。この辺りはアグリコラやカヴェルナと同じですね。
手番ではアクションタイルを取り、そのアクションを行います。1~3ラウンドまでは2アクションずつ、4~7ラウンドは3アクションずつ、8ラウンドは4アクションです。
アクションには資源を得るもの、壁を作るもの、壁を取り除くもの、洞窟を掘るもの、部屋を作るものなどがあります。また、フリーアクションとして小麦、亜麻、金をいつでも食料1に変えることができます。
これを8ラウンド行い、合計得点が高いプレイヤーの勝利です。
運要素がちょっと強めか
ワーカーを配置するわけではないですが、1アクションずつ実行して、相手が行ったアクションが実行不可になるので、実質やっていることはほとんど変わりません。アグリコラやカヴェルナといったワーカープレイスメントの経験があれば、戸惑うことはないでしょう。
特徴的なのが部屋タイルで、上下左右にどのように壁があるかが配置条件になります。「壁がなければならない」「壁があってはならない」「どちらでもいい」といった条件が上下左右にあり、どうやれば上手く配置できるかを考えるのは、ちょっとパズルっぽいです。
ただ、どの部屋タイルが新しく登場するかは完全に運です。
そのため、タイミングよくコンボがつながるようなタイルを連続して取られてしまうと、そこからキツい展開になります。
部屋タイルは毎回すべて使うので、そこまで展開の幅はありません。ただ、説明書に「エポック1:最初の富」と書かれているので、拡張がでる可能性は高そうです。
ルールはそこまで難しくなく、資源をやりくりする楽しみもあり、時間もそれほどかからないので、2人でちょっと遊びたいときにはちょうどいいゲームです。ラウンドごとに資源を補充する必要がなく、食料供給もないので遊びやすいです。