ボードゲーム

[ボードゲーム] クーパー・アイランド 紹介

Cooper Island
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クーパーアイランドはクーパー島を調査する一団の船長として、資源を集めたり、施設を建てたり、船を進めたりする1~4人用のゲームです。基本はワーカープレイスメントですが、フリーアクションが多いため選択肢は多いです。

愛犬クーパーが発見したため、クーパー島と名付けられました。

クーパーアイランドについて

プレイ人数に応じてマップを組み立てます。中央の丸いタイルに対して、プレイ人数分の半島タイルを組み合わせます。そのため、3人だと三角形、4人だと十字のような形状になります。

各プレイヤーは自分の半島タイルの端からゲームを始めます。個人ボードにコマを置き、2艘の船を半島タイルに置きます。その他に島タイルとダブルタイルを受け取ります。

ゲームは全5ラウンドで各ラウンドは3つのフェイズに分かれています。

ラウンドの流れ

収入フェイズ

島タイルとダブルタイルを配置します。
タイルを配置したときに対応する資源キューブがタイル上に乗ります。

それから、手のアイコンが書かれたものを収入として得ます。

アクションフェイズ

中央のタイルがアクションスペースになっているため、そこにワーカーを配置してアクションを実行します。

ワーカーは丸と四角の2種類あり、四角の方が強力なアクションが行えます。
ただし、ゲーム開始時は丸2つしかありません。

また、他の人が使用したスペースも使うことができます。その場合は直前に使ったプレイヤーに対して1金か1資源を渡します。

アクションはタイルを配置するもの、施設を建てるものの大きく2種類に分けられます。(スペースは全部で8種類)

クリーンナップフェイズ

食料供給を行い、ラウンド終了時処理を行います。

どの順番で何を行うかは個人ボードに描かれています。

ゲームの終了

5ラウンドが終わったら、最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。

要素盛りだくさんのワーカープレイスメント

ボードゲームのクーパーアイランド

とにかく要素が多いです。

基本はワーカープレイスメントなのですが、フリーアクションの数が多く、さらに「○○を満たすと××」といった解放もあるため、考えることは盛りだくさんです。

個人ボードがリファレンスを兼ねているため、行えることはそこを見れば分かります。処理の順番も描かれているため、それに沿って行えば「何をしたらいいか分からない」といった状況はないです。

個人ボードには建物コマが置かれており、建てることで効果が解放されます。いわゆるテラミスティカ方式ですね。また、建物を建てることで資源やタイルの所持数が増えるのでメリットが多いです。さらにカードによる特殊効果もあります。

変わっているのがワーカーの増やし方です。

条件を満たすことでワーカーを増やすことができます。このとき、丸か四角を選ぶことができるのですが、四角を増やすためにはワーカー1つを勅令カードの上に置かなければなりません。(勅令カードは終了時に書かれている条件を満たすと得点になります)

そのため、四角は効果は強いものの、ワーカーの総数は増えません。それに対して丸のワーカーは単純に増やすことができます。どちらを増やすかは自由に決められるため、それだけでもう悩ましいです。

資源はタイルを配置することでもらえます。マップ上にタイルを置くと、その時点で資源キューブが置かれます。この資源はそのまま使うことが可能です。また、タイルは重ねることができ、その上に乗った資源はタイル枚数分の価値を持ちます。つまり、3枚重なったタイルに乗っている木材は、木材3として使うことができます。

ただし、建物は空きマスにしか置けないため、資源をタイルから取り除く必要があります。倉庫に入れると資源は1個分としか数えません。また、建物はそのとき空いている、もっとも上にあるタイルに置かなければならないため、せっかく価値が高まっているタイルを埋めてしまうことになります。

また、船を進めていくことで終了時の得点が増えていくのですが、途中で島を越えると、そこに描かれている効果が得られます。この島タイルも自分の好きな順番で置いていくことが可能です。さらに海は他のプレイヤーまでつながっているため、どんどん進んでいくと、そちらの効果も得られるようになります。

ボードゲームのクーパーアイランド

まだまだ要素はあるのですが、一言で表現すると「やりたいけどできない」ゲームです。

こっちを作ればこっちは作れない。
ここに置きたいがタイルが合わない。
資源が欲しいが建物で埋まってしまう。
お金を取れるが置けるスペースがない。
これができるが今やるのはもったいない。

といった感じで、終始悩ましいです。

今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで2時間半ほどでした。

実際やってみると「あれ?このままだと何もできずに終わりそうだぞ」と感じるほど、終了まで早いです。また、何をするかの順番が大事なので「次やればもっと上手くできそう」と感じさせますね。

攻撃要素はなく、それぞれが自分の島を発展させていくため、インタラクションはほとんどないです。メインのワーカープレイスメントもコストを支払えば他の人のアクションができるため、キツさはないです。

とにかく資源を上手くやり繰りして拡大再生産するのが好きな人にオススメのゲームです。

カードにテキストがあるため、言語依存はそれなりにあります。
タイトル Cooper Island
発行年 2019年
プレイ人数 1~4人
プレイ時間 60~120分
デザイナー Andreas “ode.” Odendahl
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ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。