「七つの大罪」は、さまざまな効果がついたカードをプレイして、できるだけ早く手札をなくすことを目指すカードゲームです。3回手札をなくすことに成功するとゲームに勝利します。
七つの大罪について
各プレイヤーは邪悪ダイヤルを受け取ります。これは手札の枚数を表しており、あがるごとに「6→4→2→0」と減っていきます。6からスタートして0になったプレイヤーがゲームに勝利します。
カードは七つの大罪になぞらえた7スートが1~7までと、特殊カード3枚の合計52枚です。
手番では手札のカードを1枚以上出します。
2枚以上出す場合には、以下の条件を満たしている必要があります。
- 同じスート
- 同じ数字
- 連続した数字
同じ数字を出した場合は、その中の好きな効果、連続した数字を出した場合はもっとも大きい数字の効果が発動します。
効果は他の人にカードを引かせるものや、他の人に特定のカードを持っているかどうか尋ねるもの、手札を交換するものなど、さまざまです。
効果によっては自分が被害を受けるものもあるため、一筋縄ではいかないようになっています。
たとえば「強欲(GREED)」は、山札から各プレイヤーに対して1枚ずつ表向きでカードを渡していきます。そのまま、カードが被ることなく5種類出すことができると、手札をすべて捨てることができます。
かぶってしまうと、それまでに出したカードすべてが自分の手札に入ります。
手札枚数がいくらあろうとも、すべて捨てる効果があるため、派手な展開が楽しめます。
効果が派手な大富豪系ゲーム
テキスト効果がついたゴーアウト(大富豪)系のカードゲームです。
独特な効果が多いため、慣れるまではテキストをよく読む必要があります。
今回は3人でプレイして、40分で3戦ほどしました。
緻密に組み立てていくというよりかは、その場その場で立ち回るタイプのゲームです。また「手札をすべて捨てる」という効果のカードが1枚あるため、どんな状況であっても逆転の可能性を秘めています。
また数字が連続していれば、一手番ですべて捨てることも十分に可能です。
運要素が強いため、かなりパーティーゲーム寄りです。その割に、独特なテキスト効果のため、慣れるまではあまりテンポがよくないです。
効果が把握できてくると、お互いに「またそれかよ!」と言いながら、ワイワイプレイすることができます。
相手の思惑を読んであがることができると、なかなか気持ちがいいゲームです。
タイトル | The Deadlies |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 3~5人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Paul Saxberg |
BGGリンク | The Deadlies | BGG |