ドッペルコップでは、ゲームの種類によってカードの強さが異なります。
カードの強さについて
基本的なカードの強さは、ドイツ系のトリックテイキングでよくある
A 10 K Q J 9
という順番です。
10の強さが通常のトランプと異なるので注意しましょう。
ただし、ドッペルコップでは、切り札の数が非常に多く、それがこのゲームの大きな特徴でもあります。
また、同じカードが出された場合は、先に出した方が勝ちます。
普通のゲーム マリッジ アルムート スートソロ・ダイヤ
もっとも多くのゲームで使われるパターンです。
♡10、Q、J、ダイヤが切り札で、強さもこの順番です。♡10がもっとも強いという他に類を見ないタイプです。13枚×2で26枚が切り札となります。
スートは、切り札スート、クラブ、スペード、ハートの4つです。
マストフォローなので、切り札からリードされた場合、26枚のうちのいずれかを出すことになります。
クイーンソロ
クイーン8枚だけが切り札になります。
強さの順番は普通のゲームと同じ、♣、♠、♡、♢です。
ジャックソロ
ジャック8枚だけが切り札になります。
こちらも♣、♠、♡、♢の順番です。
スートソロ
♣、♠、♡、♢のいずれかを選択します。
そのスートだけが切り札となるわけではなく、普通のゲームの♢A、♢10、♢K、♢9のところに指定したスートのカードが入ります。ハートを選んだ場合は、♡10はそのままの強さなので、♡A、♡K、♡9が切り札に加わります。
ダイヤを選んだ場合は、普通のゲームとまったく同じです。
ノートランプ
切り札はありません。
カードの強さは、先に挙げたA 10 K Q J 9という順番になります。
5種類のカードの強さ
このようにドッペルコップでは、ゲームによって5種類のカードの強さを使い分けます。
ただ、ほとんどのゲームが上図で示した強さなので、それさえ覚えておけば特に難しくはありません。
次回は実際のゲームの流れについて説明します。
>> ゲームの流れ
第1回 トリックテイキングの基本
第2回 ゲームの種類
第3回 カードの強さ
第4回 ゲームの流れ