デュプリクは3~10人用のお絵かきゲームです。一般的なお絵かきゲームと異なり、デュプリクでは絵の巧拙は問われません。ポイントになるのは「それを描いていたかどうか」です。
デュプリクについて
1人がアートディレクターとなり、山札の中からランダムで1枚のカードを取り出します。カードはアートディレクターだけが見ることができ、他の人(アーティスト)は見ることができません。
アートディレクターは絵を見ながら、何が描かれているかを口頭で説明し、アーティストはそれを聞きながら絵を描きます。
時間は90秒で、それを測るための砂時計が入っています。
90秒経ったら、アーティストは他の人と絵を交換して、採点します。
実は、お題には10個のチェックポイントがあります。このチェックポイントはアートディレクターも採点まで分かりません。
そのため、チェックポイントについて指示できているかどうかはアートディレクターに腕にかかっています。
採点したら、時計回りで親を交代して一巡したらゲーム終了です。得点を合計して、もっとも合計点が高いプレイヤーの勝利です。
え、初耳ですけど?
チェックポイントは分かりやすいものから、「そんなところが?」というところまで、さまざまで、すべてを説明しきるのは、なかなか困難です。
いざ採点してみると「え!そんなの聞いてないですけど!」となることが、しばしばです。
一般的なお絵かきゲームの場合、絵が上手い方がゲーム的に有利です。
たとえば、絵による伝言ゲームであるテレストレーションだと、絵が上手い方が伝わりやすいです。
デュプリクでは、それを描いているかどうかが重要なので、絵の上手い下手は得点に関係ありません。
アートディレクターの指示が漏れていることはよくあるので、アドリブで適当に付け足したりすると、それがポイントになったりするのも面白いです。
今回は4人で遊んでみたのですが、あまりにも絵が面白すぎて涙を流して笑う人がいたほどでした。しかも、その絵が最高得点だったりするので、なおのこと面白かったです。
「絵は苦手だから、ちょっと……」という人にも遊んで欲しいパーティーゲームです。