ボードゲーム

[ボードゲーム] エンパイア・オブ・ザ・ノース 紹介

[PR]記事内に商品プロモーションを含む場合があります

エンパイア・オブ・ザ・ノース ~北方の開拓者たち~は、6種類ある氏族から1種類を選び、専用のデッキを使いながら、資源を集めたり、建物を建てたり、略奪や征服をしていく1~4人用のゲームです。文明開拓ゲームのインペリアルセトラーズの後継作として登場しました。

エンパイアオブザノースについて

ボードゲームのエンパイアオブザノース

航海ボードにカードを並べます。カードは近海カードと遠洋カードの2種類です。

アクションタイル5枚をシャッフルし、ランダムに並べて円形にします。

各プレイヤーは氏族を1つ選び、専用のデッキと航海タイルを受け取ります。その他に労働者コマ、アクションコマ、労働者消費タイルを受け取ります。デッキに入っている初期生産施設を3枚並べ、そこに描かれている資源を初期資源として受け取ります。

ゲームは誰かが終了条件を満たすまで、ラウンドを繰り返します。
1つのラウンドは4つのフェイズに分かれています。

ラウンドの流れ

発見フェイズ

デッキからカードを4枚引きます。その中で残したい1枚につき、労働者コマ1個を消費します。

アクションフェイズ

スタートプレイヤーから順番に1アクションずつ行います。

アクションの種類
  • 施設の建設
  • 氏族アクションコマの配置・使用
  • 施設アクションの実行
  • 対戦相手への襲撃

全員がパスをしたならばアクションフェイズ終了です。

遠征フェイズ

航海ボードに船コマを配置している場合、上から順番に航海カードを選択して効果を解決します。

航海カードには略奪と征服の2種類の使い方があります。

略奪する場合は、表示された資源や得点を獲得します。その後、カードは捨て札になります。

征服する場合は、戦闘トークンを支払い、自分の場にカードを並べます。カードはそれぞれアクションを持っています。

終了フェイズ

ラウンドの終了処理を行います。

消費タイルの上にある労働者を戻し、アクションコマを手元に戻します。施設カードをすべて使える状態に戻します。

終了条件を満たしていない場合、スタートプレイヤーを時計回りに交代して次のラウンドを開始します。

ゲームの終了

アクションフェイズで誰かが25点を越えると、そのラウンドを最後まで行ってゲーム終了です。

最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。

デッキの個性を活かして得点を伸ばす

ボドゲのエンパイアオブザノース

どんどんカードをプレイしていく、拡大再生産のゲームです。基本的なルールは難しくありませんが、全員使用しているカードが異なるため、すべての状況を把握するのは困難です。

今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで、2時間30分ほどでした。初回はカードを読み込む必要があるため、時間がかかりそうです。

カードを使うタイミングがちょっと独特で、通常のゲームのようにコストを支払って出すものもあれば、何かのアクションに付随して出すものなどがあり、「これはいつ出せるの?」と慣れるまでは分かりづらいです。

氏族アクションも独特で、最初はアクションタイルにコマを配置して実行するのですが、次はコストを支払って隣接するマスにコマを移動させることでアクションを行います。このとき、コマは裏返って使えなくなるため、コストさえあれば1つのコマで2アクションできることになります。

この辺が独特ですが、あとはお馴染みのカードをどんどんプレイしていくエンジンビルド+拡大再生産です。氏族の特徴をつかんで、優先すべきアクションを見極め、拡大して、得点化していきます。

氏族デッキは6種類あるのですが、使いやすさの難易度が表示されています。今回は初めてということもあり、難易度が低い方から3つを使用しました。用意されている氏族の難易度は1・3・3・5・7・8の6つです。

今回わたしが使ったのは難易度3のデッキでヴァイキングらしい戦闘と航海に特化した内容でした。戦闘トークンをどんどん生産して、それを金貨や得点に変えていきます。中盤くらいから方針がつかめたので、あとはどんどんその方向で進めていきました。

カード構成がまったく違うデッキを使用するため、他の人がどんな動きをしているのかが分かりづらいです。また、カードが増えていくと、付随する効果などの処理を忘れがちです。この手のゲームではよくあることですが、プレイする際は注意が必要です。

エンパイアオブザノースにはソロシナリオも用意されています。さまざまな条件に従って、目標点数を目指すといった内容になっているため、ソロプレイが好きな人にもおすすめです。

資源がそれぞれの形を模していたり、内箱がトークントレイになっていたりと、コンポーネントの満足度も高いです。

さまざまなカードをプレイしていく、テラフォーミングマーズやエバーデールなどが好きな人におすすめのゲームです。

タイトル Imperial Settlers: Empires of the North
発行年 2019年
プレイ人数 1~4人
プレイ時間 45~90分
デザイナー Joanna Kijanka, Ignacy Trzewiczek
BGGリンク Imperial Settlers: Empires of the North | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。