2021年01月から06月までに遊んだゲームの中で、印象に残ったゲームを5つ、ピックアップしました。BGA(Board Game Arena)などのオンラインで遊んだゲームも含めています。
2021年上半期に遊んだゲームは、のべ170タイトルでした。
2021年上半期ピックアップ 5選
アルナックの失われし遺跡

デッキ構築とワーカープレイスメントを組み合わせた1~4人用のゲームです。
手番では移動コストを支払ってワーカーを配置したり、コストを支払ってカードを購入したり、研究トラックを進めたりしていきます。
ワーカーは2個固定なのですが、カードによるアクションがあるため、ラウンドが進むにつれて、できることが増えていきます。カードの引きはもちろん、どういった守護者が現れるかもランダムのため、運要素はそこそこあります。
コンポーネントの質もよく、全体的によくまとまっており、誰にでも勧めやすいゲームです。ソロで遊んでも面白いのが好印象でした。

フルティコラ

ジャムを作る2~4人用のワーカープレイスメントです。
ゲーム開始時にアクションカードが5枚配られます。アクションカードには、手番の優先度、使えるワーカーの数と種類、特殊効果が書かれています。
ラウンド開始時にこれを公開することで、全員のワーカーの数がバラバラになり、さらに追加効果や使用制限が加わります。
ゲーム自体はオーソドックスなワーカープレイスメントなのですが、このアクションカードの使い方が印象的でした。

パンナム

駆け出しの航空会社の社長として、航路を確立したり、株式を購入していく2~4人用のゲームです。確立した航路をパンナムに売却することで、お金を集めていきます。
押し出し式の競りが採用されており、各アクションスペースで残ったワーカーだけがアクションを実行できます。
確立した航路はパンナムに売却するのですが、どの方面にパンナムが向かうかはダイスで決まります。上手く自分のところに来てくれよと神頼みになるところが面白かったです。
航路を示すマーカーがすべて飛行機なのも凝っています。

アーティチョークなんて大キライ!

デッキ構築ならぬ、デッキ破壊ゲームです。
さまざまな効果を使い、自分のデッキに入っているアーティチョークのカードを除去していきます。手番終了時に引いた5枚にアーティチョークが入っていないとゲームに勝利します。
カードの効果がひと癖あり、今は強いけれども後半は弱い、上手く噛み合えば強い、強いけど1度使うとなくなってしまうといった感じで、単純にどれかを集めればいい訳でもありません。
運要素はそこそこありますが、1プレイが短いため、あまり気になりません。
他にはないプレイ感なので、デッキ構築ゲームが好きならば、試してみる価値はあります。

ヒーフー

4~5人用のトリックテイキングゲームです。
1ラウンド9トリックを行うのですが、得点がもらえるのはちょうど2トリック取った人だけです。3トリック取ると脱落してしまい、0~1トリックだと0点です。
ゲーム自体は切り札なし、マストフォローというオーソドックスなものです。
そこに2トリックだけ取るという目的を組み合わせただけで、とても面白く仕上がっています。しかも、2トリック取る場合も、後にいけばいくほど得点が高くなるため、どこで勝負にいくかの見極めも重要です。
新作のトリックテイキングはルールが複雑になりがちですが、シンプルなルールでここまで面白くできるのかと感心しました。

その他のゲーム
他に印象に残っているのは、まず『オンマーズ』です。なかなかルールが飲み込めずに、とにかく時間がかかったため、それ以降、プレイする気力が沸かないでいます。
また、第2版が発売された『レース・フォー・ザ・ギャラクシー』は拡張も購入して何度か遊びました。こちらはBGAでも遊んでいました。
日本語版が出たら欲しいなと思ったのが『Cubitos(キュビトス)』です。ダイス版のデッキ構築のような感じで、さまざまな効果を持つダイスを使ってレースを行います。言語依存がそこそこあるため、どこかで日本語版を出して欲しいなと思っています。
トランプで印象に残っているのは『ヤニブ』と『ジンラミー』です。どちらも昔からあるゲームですが、今年になって初めて遊んでみて、その面白さを実感することができました。
それから『蒸気の時代DX』のソロマップをいくつか遊んでいました。