Hii Fuu!!(ヒーフー)は4~5人用のトリックテイキングゲームです。1ラウンドに9トリックを行うのですが、得点できるのはちょうど2トリック取った人だけです。0~1トリックや3トリックを取ると0点になってしまいます。
Hii Fuu!!(ヒーフー)について
カードは4色、1~15の合計60枚です。4人で遊ぶ場合は14と15のカードを使用しません。他にラウンド表(両面仕様)と合計点トラック、プレイヤーコマがあります。
4人プレイならば13枚、5人プレイならば12枚ずつカードを配ります。各プレイヤーはカードを確認したら、今回使用する9枚を選びます。残りのカードは使用しないため、裏向きで捨てます。
ゲームは切り札なし、マストフォローのトリックテイキングです。獲得したトリック数が重要になるため、何トリック取ったか分かるようにしておきます。トリックを獲得したプレイヤーが次のリードを行います。
2トリック獲得したならば「ヒーフー」と言って、ラウンド表に自分のコマを立てて置きます。
現在のラウンドと2トリック目を取った順番にコマを置く場所が決まります。
3トリック目を獲得した人は「ミー」と言って、コマを倒します。さらに、このラウンドは脱落となるため、残った手札を裏向きのまま捨てます。次のリードはその左隣のプレイヤーが行います。
これを手札がなくなるまで繰り返します。
ラウンドの終了と得点計算
2トリックだけ獲得したプレイヤーは自分のコマが置かれている場所に書かれている得点を獲得します。
それ以外のプレイヤーは0点です。
ラウンド終了処理を行い、前のラウンドで最後にトリックを獲得したプレイヤーが次のラウンドのリードプレイヤーとなります。
ゲームの終了
終了条件は以下の2つです。
1.誰かが10点以上獲得した
そのラウンドでゲーム終了です。もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
2.5ラウンドが終了した
もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
簡単なルールで盛り上がるトリックテイキング
切り札なし、マストフォローというオーソドックスなルールで、奇をてらった要素はありません。
今回は5人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで30分ほどでした。
5人で遊ぶ場合、トリックが始まる前に3枚捨てるため、序盤からスート枯れが起きやすいです。
スートを偏らせてしまうのは善し悪しで、まったくフォローできずにトリックが取れない、または他のプレイヤーがフォローできずに勝ちすぎるケースが出てきます。もちろんいいタイミングでリードが回せれば、あとはずっとフォローできずに負けることができます。
得点表も良くできており、後になるほど得点が高くなっています。そのため、できるだけ後で2トリックを取りたい訳ですが、そう上手くもいきません。
今回わたしは3ラウンド終了時点で3点だったのですが、4ラウンドに7点を獲得して一気に10点まで伸びました。しかし、3ラウンド時点で1位だったプレイヤーも点を取っており、結局2位で終わってしまいました。
勝負には負けてしまいましたが、4ラウンド目のプレイングが上手くいったので、とても満足しました。
シンプルなルールでありながら、どのタイミングでトリックを取るかがとても悩ましいゲームです。
1つ難点を挙げるならばプレイ人数の幅が4~5人と狭いことですね。バランスが難しいのでやむを得ないことではありますが、もうちょっと人数の幅が広いと勧めやすいです。
5人でトリックテイキングを遊ぶ場合はかなりおすすめです。
タイトル | Hii Fuu!! |
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発行年 | 2021年 |
プレイ人数 | 4~5人 |
プレイ時間 | 20~25分 |
デザイナー | Yozaemon Matumoto |
BGGリンク | Hii Fuu!! | BGG |