エターニティは3~5人用のトリックテイキングゲームです。マストフォローのトリックテイキングなのですが、トリックの途中で切り札が変わることがあるというのが特徴です。
エターニティについて
カードは3スート、1~14まであり、プレ人数によって手札枚数が変わります。
他にトランプボードと呼ばれるボード(正確には3枚のタイルを合わせたもの)があり、まずそこに山札からカードが2枚置かれます。トランプボードは文字通り切り札を決めるためのボードで、3スートのうち、もっともカードが置かれているスートが切り札になります。
トリックでは、リード以外のタイミングで、カードをプレイする代わりに、トランプボードにカードを配置することができます。さらに、そのときに出したカードに書かれたアイコンの数だけ樹木トークンを受け取ります。このときに切り札が変わることがあります。ただし、これができるのは1トリックで1人だけです。
また、カードの裏には樹木トークンを置けるスペースがあり、獲得したトリックの上に樹木トークンを置くことで得点になります。
ラウンド終了時、トリック数が樹木トークンを上回ってしまうとトークンの数が得点に、トークンがトリック数を上回ってしまうと0点になってしまいます。
さらに獲得したトリックの数と樹木トークンの数が同じならば、ラウンドに応じてボーナス点が入ります。
これを3ラウンド行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
思ったよりしっかりしたトリックテイキング
実際にプレイしてみると、思った以上にしっかりしたトリックテイキングです。
当然、自分が有利になるように切り札を変えたいところですが、トリックを取らないことには得点になりません。そのため、トランプボードに配置ばかりしているとどんどん手札が減っていき、トリックを獲得する機会がなくなってしまいます。
もらえるトークンは0~2なのですが、強いランクのカードほど、もらえる数も多くなっています。そのため、効率良くトークンを得るためには強いカードを犠牲にしなければならないのも悩ましいです。
さまざまな要素がつけ加えられているものの、しっかりとトリックテイキングらしさを感じられるゲームでした。
個人的にはカードのデザインが印象深いです。赤、青、緑の各スートには抽象画のような宗教画のようなイラストが描かれているのですが、数字が大きくなるほど、その絵がアップになっていくという、謎のデザインになっていました。
これがなかなか不気味です(笑)