ニューファンドランドは、船を造り、大陸を発見したり、入植をしたりして、より多くの得点を目指すゲームです。プレイヤーはアクションごとに順番にプロットしていき、全員のプロットが終わったらアクションが実行されます。
ニューファンドランドについて
各プレイヤーは個人ボードを受け取ります。ボードはリファレンスも兼ねており、できるアクションとコストなどが描かれています。また、ボードごとに異なった特殊能力があります。
ゲームは全4ラウンドで各ラウンドは3つのフェイズに分かれています。
1.船の購入
資材を支払い船を購入したり、ドックを造ったり、能力を解放したりします。
船はワーカーの役割を果たすので、数が増えるとアクション数が増えます。また、船にはパラメーターがあり、得意なアクションや苦手なアクションがあります。
2.アクションの計画と実行
4つのアクションに対して、順番にプロットを行います。全部のアクションに対してプロットが終わったら、今度は順番にアクションを実行していきます。
アクションを実行する順番は、手番順ではなく、船の速力順です。
積荷
資源やカードを獲得します。
開拓
マップ上のタイルにコマを配置します。配置したスペースによって得られるものが異なります。
出荷
いくつかの資源を組み合わせて出荷します。ボードの上に需要のタイルがあり、それを満たすと得点が入り、なおかつそのスペースにコマを配置します。
発見
タイルをめくり、ボード上に配置します。
ボード上には4つの島があり、タイルによって島が完成すると得点計算があります。
また、ゲームボード上に得点トラックがあるのですが、途中にトークンが置いてあります。ここを通過すると、トークンに応じたボーナスが入ります。
3.目的の達成
ボーナスカードの条件を満たしていれば、それを公開して得点を得ます。
これを全4ラウンド繰り返し、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
さまざまなところで早さが重要
原題はRace to the New Found Landとなっているようにレースのような雰囲気があります。そのため、いろいろなところで早さが重要になります。
アクションの実行順は船の速さ順ですし、通過ボーナスも早い順に選んでいきます。
しかし、とにかく早くゴールすればいいかというと、そういうわけでもなく、島や配達でのマジョリティ争いが大きな得点源になります。
今回は4人で遊び、自分だけが初プレイでした。
ルール説明に30分程度、ゲーム開始から終了までは80分ほどでした。
さまざまな要素が入っていますが、プレイヤーボードを見ればできることが分かるので、ルールは理解しやすいです。テキスト効果などもなく、だいたいはアイコンを見れば理解できます。
プロットは公開で順番に行っていくので、他のプレイヤーがどんなことを狙っているのかも分かりやすいです。
プレイしていて気になったのがタイルの数です。
マップタイルや出荷のタイルはなくなったら捨札をシャッフルするのですが、どう考えても総数が少なく、ゲーム中何度か山札を作り直す必要があります。この辺り、もう少し増やしてもいいのではと感じました。
全体としてはよくまとまっているので、テーマが好きな人だったら、プレイして損がないゲームです。