フォートリックスはトランプを使った3人用のトリックテイキングです。タイトルの通り4トリック取ることを目指します。2017年Trick Taking Partyに応募された作品の1つです。
フォートリックスについて
使用するカード
通常のトランプからジョーカーと2~5までをのぞいた36枚。
カードの強さ
強 A K Q J 10 … 7 6 弱
ゲームの流れ
適当な方法でディーラーを決めます。ディーラーはカードをシャッフルし、1枚ずつ配りきります。手札は12枚です。
ディーラーの左隣からリードします。
切り札なし、マストフォローのトリックを行います。獲得したトリック数で得点が決まるので、何トリック取ったか分かるように獲得したトリックを分けて置いておきます。
最後のトリックだけ2トリック分の扱いになるため、全部で13トリックあります。
すべてのカードを使い切ったら、獲得したトリック数に応じて得点を獲得します。
獲得したトリック | ポイント |
0 | ー5 |
1 | +1 |
2 | +3 |
3 | +6 |
4 | +10 |
5~13 | 獲得したトリック分だけマイナス。 たとえば、5トリックならば-5、 13トリックならばー13。 |
ディーラーを時計回りで交代し、あらかじめ決めておいたディール(3の倍数)だけ行い、合計得点がもっとも多いプレイヤーが勝者です。
4トリック取るのがベストだけど
似たようなゲームとして、スリートリックスがあります。あちらは4人用で3トリック取るのがベストで、それを上回ってしまうとマイナス点になってしまいます。ルールはほとんど同じで、カードを抜いているため13トリックというところも同じです。
ただ、今回やってみたところ、スリートリックスよりも1人だけが勝ち続けることが多く、かなり一方的な勝負になってしまいました。たとえば、各自が3トリック2トリック8トリックだと、得点差が14点も開くため、この時点で逆転するのは困難です。
今回はお試しということで3ディール行ったのですが、2ディール目の段階で逆転不可能になりました。一応最後までやったのですが、結果19対10対ー23と、かなり一方的な展開になってしまいました。
1人にスートがよっていた場合、ずっと勝ち続けることになるので、ただただマイナスになっていくだけになってしまいます。
終わってからいろいろ話していたのですが、たとえば「10トリックだけ10点」といった救護策があった方がいいのではという話になりました。それならばある程度トリックを取ったとしても逆転の目が出てくるのではないでしょうか。
4人とくらべると3人の方が一方的な展開になるような感じがしましたね。
もちろん今回がたまたまそういう展開だったという可能性もありますが、ちょっとバランス的にどうなんだろうという気がしました。