先日届いたグランドオーストリアホテルをさっそく遊んできました。今回は深夜にも関わらず、6人が集まったので、3人と3人に卓を分けてのプレイとなりました。まさか個人宅で2卓開くとは予想外でした。
グランドオーストリアホテル3人戦
2015年にプレイして非常に面白かったので、いつか手に入れたいと思っていたゲームです。各プレイヤーはホテルの支配人としてお客さんに給仕をし、皇帝の機嫌を伺いつつ、得点を集めます。
今回は自分以外が初プレイということで、ボードは共通面を使い、スタッフカードも初回お奨めのセットをそれぞれ使いました。A、B、C、Dの4つのデッキがあり、内容はそれぞれ異なります。
説明書にそってルールを説明していき、ゲーム開始です。
前回どうやったっけかなと思い出しつつやってみるのですが、なかなか都合がいいダイスが出てきません。お客さんがみんなシュトルーデルやケーキが欲しいといっているのに1の目がでなかったり、お金が全然ないのに4の目がでなかったりとダイス目に翻弄されます。
一緒に遊ばれた方は、以前ラ・グランハを遊んだことがあったので、ルールはすんなり飲み込めていたようでした。グランドオーストリアホテルはラグランハのようにボード上に置かれたダイスを取得することで、そのアクションを実行します。ラグランハとの違いは、そこにあるダイスの数が効果に影響するということです。
たとえば、1の目はシュトルーデルとケーキをもらえるのですが、そこに4つのダイスがあれば4つのトークンをもらえます。1アクション行われるとダイスがひとつ取り除かれるので、次の人は3つのトークンを得ることになります。そのため、手番順が重要になってきます。
今回大きく差を離されて負けたのですが、敗因はなんといってもシュトルーデルとケーキが取れなかったのが計算外でした。少なくてもひとつくらいは取れるだろうと楽観視していたのですが、まさかのひとつも取れないラウンドがあり、お客を部屋に送るのが遅れてしまいます。そのせいですべてのアクションが後手後手に回ってしまい、結局たくさんの部屋が空き部屋のままゲームが終わってしまいました。
終始「これがやりたいけど、その前にこれをやらないと。いや、それよりもこれをこうした方がいいか」と考えることが多いため、かなり考えるべき量は多いのですが、大元のルール自体は分かりやすいため、ゲームの見通しはいいです。また、言語依存がなく、すべてアイコンで効果が書かれているのでその点でも遊びやすいです。(ただし初見だと意味が分からないアイコンも多いです)
一緒に遊んだ方にも好評だったので、買って良かったですね。
次回は裏面のボードを使い、スタッフカードもドラフトして遊びたいです。
グランドオーストリアホテルの隣では
わたしたちがグランドオーストリアホテルを遊んでいる間、隣ではトラヤヌスが遊ばれていました。ルール量が多いので大丈夫かなとちょっと心配だったのですが、まったく問題なく、むしろ「これ面白い」という声が何度も聞かれました。思った以上にウケていて「買ってもいいな」という声もありました。
まさかそこまで気に入ってもらえるとは予想外でしたね。
グランドオーストリアホテルはルール説明に小一時間、プレイ時間は2時間ほどでした。わたしたちが5ラウンド目くらいのときに、隣では1ゲーム目が終わり、そのまま2回目が行われていました。2回目はだいぶみんな慣れたようで1時間ちょっとで終わっていました。
長時間ゲームができる恵まれた環境
今回集まったメンバーのほとんどは今年4月くらいから本格的にボードゲームを始めたのですが、早くも2時間級、3時間級のボードゲームも問題なくこなせるようになりました。こういったメンバーが平日夜に集まれるというのは、とても恵まれた環境ですね。
「気に入ったゲームは購入したい」という流れもできはじめているため、ここからさらにボードゲームの輪が広がっていきそうです。