ローランド、2回目のプレイです。今回も4人戦ですが、メンバーは異なり、自分以外は3人とも初プレイです。
ローランド
今回は羊を多く飼えるタイルが出てきたので、羊を増やす方向でプレイしてみました。みんなが堤防を作ってくれるだろうという希望的観測のもと、設備を作ってどんどん羊を飼える数を増やしていきます。
設備タイルは建物ではないので、建物駒が消費されません。
建物は4枚までしか建てられませんが、設備はいくらでも建てられます。そのため、労務者を建設アクションに置き、コストを軽減して設備を建てていきました。
10頭以上の羊が飼える準備が整ったのですが、堤防がまったく進んでいません。
みんなもっと頑張ってよ?
そのまま一切堤防ができないまま、最初の満ち潮です。
波は2段目まできており、もちろん堤防は耐えられません。(そもそも1つも建っていません)
思ったより波のペースが早く「あれ?これ無理なんじゃない?」という空気が漂います。
というわけで、わたしも堤防建設に取り掛かることにしました。
堤防に取り掛かるとなると、建物に回す資源もワーカーもなくなるため、建物からの収入が増えないまま、堤防に注力します。
こんなはずではなかったのですが……。
その甲斐あってか、堤防がどんどん完成していきます。
しかし、最初の空白の期間が大きく、波に追いつきません。堤防点の差も開いているため、手元に堤防決壊トークンがどんどん増えていきます。
このままだとせっかく増やした羊がすべていなくなりかねません。
堤防に力を入れて、建物が増やせなかったため、羊を飼えるスペースがなくなり、売却を強いられます。さすがに4頭ずつ増えるとなると、全部を飼うことはできません。他のプレイヤーも羊を売り始めたため、市場が埋まります。
徐々に堤防が波に追いつきはじめ、最後のアクションラウンドを迎えます。
次の洪水は1~3ですが、3はすでに出ているので1か2しかありません。
決壊すると困るプレイヤーが協力して堤防を建てましたが、資源の関係で2だと耐えられません。
そのため、決壊しなければわたしの勝ち、決壊すると他のプレイヤーの勝ちという状況で高潮を迎えます。
最後の洪水は2で、わたしのかわいい羊たちは流されていきました。
これにより堤防の価値が上がったため、だいぶ得点差が開いてゲーム終了となりました。
前回とだいぶ異なる展開
前回のプレイとはかなり違う展開になりました。
今回は結局、1度も堤防が耐えられなかったので、価値トークンが左端まで行きました。
前回は羊の売買はほとんど行われなかったのですが、今回は市場が埋まってしまい、売れないことがありました。わたしも羊があまりそうだったので、労務者を置いて売ろうとしていたのですが、思ったよりも早く市場が埋まってしまい、資源を引くことになってしまいました。
ウヴェ作品と比べると、ローランドはかなり運要素があります。
特にそれを感じるのが資源で、何のカードを引くかで方針が変わってしまうことがあります。一応、同種2枚で好きな1種にできるという救護策はあるものの、その辺のゆらぎはしっかり計画立てて動きたいプレイヤーには好まれないかもしれません。
建物タイルもランダムなので「今回はこういった感じでプレイしよう」と思っても、それにふさわしいタイルがでるとは限りません。
そのため、事前に計画立ててプレイするというよりかは、そのときの状況に応じて臨機応変に対応していくタイプのゲームです。
「今回は洪水がキツいから方針を変えよう」
「洪水がユルいから得点重視で」
「みんな堤防作るなら、羊でいこう」
といった感じで、周りの状況を見極めながらプレイしていくことになります。
この自然に翻弄されるような感覚を好むかどうかで評価が分かれそうですね。