山形の東北ボードゲームフリーマーケットに参加した後、そのまま買ってきたもので遊ぶことにしました。現地で会った人と合流して、すべて5人で遊びました。
ケララ
2016年のオーストリアゲーム賞の大賞に選ばれた作品です。
タイルを配置するゲームで、必ず象のコマが移動できる場所に次のタイルを配置しなければなりません。同じ色同士が1つのエリアになり、離れてしまった同色のエリアは得点になりません。そのため、上手いこと同じ色をつなげていかなければならないのですが、タイルの獲得はドラフトのため、いらないタイルを押しつけられてしまいます。
けれども、タイルを移動させる特殊効果やゲーム中2回までパスができるため、一手で致命傷を受けるまでには至りません。その辺は、割と緩めのバランスです。
目新しさはそこまでありませんが、よくまとまっているゲームです。
ドッペルコップ
一旦食事休憩を挟んだ後、ドッペルコップが気になるという話になったため、フリーマーケットで買ってきたものそっちのけでドッペルコップの説明が始まりました。
初プレイの方はルールを聞いている段階で「なんでこんなカードの強さの順番なんだ」と頭を悩ませていましたが、一度説明を受けると、ほとんど理解されている様子でした。
とりあえずディーラーを一巡するまでやってみようということになり、久々のドッペルコップが始まりました。
ドッペルコップは4人用のトリックテイキングのため、5人で遊ぶ場合は交代で1人が抜けることになります。抜けている間は他の人のプレイングを後ろから見ることができるため、これはこれで面白いです。
独特なルールに苦戦している感じでしたが「慣れれば面白いというのは分かる」と興味をもっていただけたようでした。
実は我々4人も久しぶりに遊んだため「いやぁ、やっぱり面白いな」と改めて面白さを実感しました。
ギズボーン
買ってきたものの中で5人で遊べるものをということで、今度はギズボーンを遊びました。
カードをプレイすることでコマを進めていくレースゲームのような感じです。カードは金、銀、銅の3種類あり、それぞれに数字が割り当てられています。同じ種類のカードはまとめて出すことができ、その合計値だけ進むことができます。金のカードは進めるマスが多いですが、カードを補充することができません。逆に銅のカードは歩数は少ないですが、2枚補充することができます。
コースはタイルをめくることでだんだんと明らかになっていくため、うっかり進みすぎると障害物で足止めを食らうこともあります。
また、カードを補充する際にカードを見ずに、そのまま得点化することができます。もちろん、そうすると進める歩数が減ってしまうため、どこまでを点数にするかの見極めが重要になります。
マップタイルのめくりや、カードの引きなど運要素は強めですね。
ゼロ
クニツィアのカードゲームです。
手札の合計をゼロ点にすることが目標で、そのためには同じ色か同じ数字を集める必要があります。
同色か同数が5枚以上になると0点になりますが、手札は9枚しかありません。ただし、1枚を重複してカウントできるため、青1、青2、青3、青4、青5、緑5、黄5、灰5、黒5という手札になると青が5枚、5が5枚でゼロにすることができます。
ゼロにならなかったものはすべてマイナス点になりますが、同じ数字は1度しかカウントしません。そのため、ゼロを目指すか、失点を抑えるかで集めるカードが変わってきます。
場に5枚のカードが並んでおり、そこから1枚を手札と交換するため、他の人が捨てたカードが獲得できます。これをどんどん繰り返していき、パスが2回でるとラウンド終了です。
ゼロを目指すのが理想ですが、誰かと思惑がかぶっていると感じたら、マイナス点を最小限に抑えて、相手に大きな失点を押しつけるのも方法の1つです。ゼロになるのは、なかなか大変なため、そろうとなかなか気持ちいいです。