スリードラゴン・アンティ レジェンドはドラゴンが描かれたカードを出していき、3枚の合計値で勝負する2~6人用のゲームです。カードにはさまざまな特殊効果がついており、前の人以下の数字を出すと効果を発動させることができます。
スリードラゴンアンティについて
スリードラゴン・アンティはTRPGのD&D(ダンジョン&ドラゴンズ)のキャラクターを使ったカードゲームです。
オリジナルは2005年に発売され、日本語版は2008年に発売されました。
今回発売されたスリードラゴン・アンティ レジェンドは、それにエンペラーズギャンビットという拡張を追加したものです。
特別な効果をもつレジェンダリードラゴンと、新たな種類の定命の存在といったカードが加わっています。
スリードラゴン・アンティ レジェンドについて

各プレイヤーに(10×プレイ人数分)の金貨を配ります。70枚の基本のドラゴンカードに対して、ランダムに選んだ10枚のレジェンダリードラゴンと定命のカードを加えて80枚の山札にします。
その後、各プレイヤーに手札として6枚ずつ配ります。
カードには数字とテキスト効果が描かれています。効果は種類ごとに異なります。
ゲームは誰かの所持金がなくなるまでラウンドを繰り返します。
各ラウンドは5つのステップに分かれています。
ラウンドの流れ
ステップ1:アンティ
各プレイヤーは手札から1枚を裏向きで出します。全員がそろったら一斉に公開し、その中でもっとも大きな数字を賭け金として全員が支払います。賭け金はまとめてテーブル中央に置いておきます。
公開されたカードはアンティとして置いておきます。(ゲーム中に使われることがあります)
ステップ2:カードのプレイ
もっとも大きなアンティを出したプレイヤーから時計回りに1枚ずつカードを出していきます。出したカードが前の人の数字以下だった場合、カードの効果が発動します。
全員が1枚ずつ出したら、今プレイした中でもっとも大きな数字を出した人から、またカードを出していきます。
これを各自が3枚ずつカードをプレイするまで繰り返します。
出した3枚が同色、または同数の場合は特別な編隊の利益が得られます。
ステップ3:勝者の決定
3枚の合計値がもっとも多いプレイヤーの勝利です。勝者はラウンド開始時に全員が賭け金として出した金貨すべてを獲得します。
使用したカードはすべて捨札になります。
ステップ4:終了判定
もし1人でもすべての金貨がなくなっていればゲーム終了です。
もっとも所持金が多いプレイヤーがゲームに勝利します。
ステップ5:カードのドロー
ゲームが終わらなかった場合、全員手札を2枚補充して、ラウンドを繰り返します。
効果を優先するか数字を優先するか

3枚の合計値がもっとも多いプレイヤーが勝つため、大きな数字のカードを出したいところですが、テキスト効果を発動させるためには前に出された数字以下のカードを出さなければなりません。
効果は賭け金から金貨を取るものや、他のプレイヤーからカードや金貨を奪うもの、手札を増やすものなど、さまざまです。
そのため、このラウンドは効果を優先させて手札を充実させつつ、次回の勝負に備えるといったプレイが可能です。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで40分ほどでした。
自分が勝ちそうなときは大きく賭けるため、ギャンブルっぽさがあるゲームです。人から手札を奪う効果もあるため、なかなか思い通りにはいきません。
やってみた感じ、人数が多い方が盛り上がりそうな雰囲気でした。
というのも、人数が少ないとアンティのカードがすぐになくなってしまうため、効果が発動できないことが増えてきます。また、賭け金を盗む効果もあるため、勝ったのにも関わらず、ほとんどお金が増えないケースも出てきます。
さまざまな効果でやった、やられたを楽しむゲームなので、直接攻撃が苦手な人にはオススメできません。そういった雰囲気が楽しめる人にオススメです。
タイトル | Three-Dragon Ante: Legendary Edition |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2~6人 |
プレイ時間 | 30分 |
デザイナー | Rob Heinsoo |
BGGリンク | Three-Dragon Ante: Legendary Edition | BGG |
