ゾンビサイド ブラック・プレイグは1~6人用の協力ゲームです。舞台は中世で、プレイヤーはナイトやドワーフ、魔法使いなどのキャラクターを操って、シナリオクリアを目指します。
ゾンビサイド ブラック・プレイグについて
シナリオに応じてタイルを組み合わせてマップを作ります。クリア条件はシナリオによって異なり、全員で脱出を図るものや特定のキャラクターを倒すものなど、さまざまなタイプがあります。
ちなみにゾンビサイド ブラック・プレイグには10本のシナリオが入っていますが、自分でシナリオを作ることも可能です。
プレイヤーが操るキャラクターは6体あります。そのため、6人で遊ぶ場合は1人1体を、3人で遊ぶ場合は1人2体をといった感じで分担します。シナリオによっては4人以上というものもあるので、その場合は4人が1体ずつでもOKです。
ゲームの流れは、まずプレイヤーが行動して、その後、ゾンビが移動や攻撃をしたり、新たに発生したりします。基本的にはこれを繰り返すだけです。
手番は3アクションあり、それらを移動や探索、攻撃に割り振っていきます。探索すると新たな武器や防具、道具が見つかり、それを装備してキャラクターを強化していきます。また、敵を倒すことで経験値が溜まり、レベルがあがると新たなスキルを覚えます。
ただし、キャラクターのレベルが上がると、敵も発生しやすくなったり、強力になったりするので、ただやみくもに強くすればいいというものでもありません。
ゾンビサイドとの違い
個人ボード
元のゾンビサイドは個人ボードは紙で、クリップのようなものを挟んで経験値を管理していましたが、ブラック・プレイグはプラスチックのしっかりしたものになったので、だいぶ遊びやすくなりました。カードの置き場所が決まっており、見た目もいいです。
魔法
舞台がファンタジーになったため、魔法が登場します。魔法は単純にダメージを与えるものから、味方を回復させるもの、自分が目立たなくなるもの、敵を移動させるものなど、さまざまな効果があります。
2倍発生
ゾンビが発生する際に、2倍発生のカードを引くと、次の発生場所で2枚のカードを引かなければなりません。一気にゾンビの数が増えるため、ますます油断できなくなりました。
防具
新たに胴体へ装備できるようになりました。ゾンビサイドでは持っているだけで効果を発揮しましたが、ブラック・プレイグでは装備した上で、ダイスによる判定があります。
ネクロマンサー
ウォーカー、ランナー、ファッティ、アボミネーターはゾンビサイドと同じですが、新たなゾンビとしてネクロマンサーが登場します。ネクロマンサーはプレイヤー達を襲ってくる訳でなく、ゾンビを発生させつつ、逃亡します。規定回数ネクロマンサーに逃げられてしまうとシナリオ失敗になるため、できるだけ早く仕留めなければなりません。
あ、これ無理だ
最初のゾンビサイドは遊んだことがありますが、ブラック・プレイグは初です。今回は3人で遊んでみましたが、まず準備とルール説明に2時間弱かかりました。ルールが30ページ以上あるので、順番に読んでいくだけも、かなりかかります。細かい処理や判定があるため、それを確認するのもなかなか大変です。
まずはチュートリアルシナリオで遊んでみました。
3人だったので、1人につき2キャラクターずつを担当しました。チュートリアルということで決して難易度は高くないのですが、うっかりわたしのキャラクター1体だけが死亡しました。それ以外は特に苦戦することもなく、クリアしました。
そのまま続けてシナリオ1の大物狩りに挑戦しました。
先ほどとはうって変わって、だいぶ難易度が高くなります。レベルをあげた状態で扉を開いてしまったため、建物内に10体以上のゾンビが一気に湧いてしまい、窮地に陥ります。
さらにファッティやらアボミネーターやらも出てきて、どんどん絶望が広がっていきます。
クリアは無理そうだなと思いつつも、一応いけるところまでいってみようと、何とかゾンビを倒していきます。しかし、結局ネクロマンサーを取り逃がし、シナリオ失敗に終わってしまいました。
シナリオ1から、なかなかの難易度でした。
かなり厳しい状況をさまざまな手段でもって切り抜けていくゲームなので、クリアまでの難易度は高めです。しかし、実際にやってみることで「あそこでああすればよかったのでは?」という発見もあります。
トライアンドエラーが基本のゲームなので、そういった要素が苦手でなければオススメです。