この日は先月日本語版が発売されたばかりのアイルオブキャッツと、リアルタイムでヒントを集めて推理を行うザ・キーを遊びました。アイルオブキャッツはお馴染みの要素がよくまとまっており、とても遊びやすいゲームです。
アイルオブキャッツ

2020年12月に日本語版が発売されたゲームです。前に1度、Kickstarter版を遊ばせてもらったことがあるのですが、今回は日本語版を遊びました。
4人戦で2人が初プレイのため、ルール説明から行いました。
ざっくり説明すると、カードドラフト+パズルです。
さまざまな効果があるカードをドラフトして獲得し、それを使ってネコタイルを個人ボードに配置していきます。基本的には同じ色のネコタイルをつなげて置いていくことで得点がアップしていくのですが、その他にもさまざまな得点カードがあるため、どこを重視するかで置き方が変わってきます。
個人ボードの空き区画やネズミが描かれたマスはマイナス点になってしまうため、そこをいかに埋めていくかも重要です。
カードは条件を満たすと得点になるものや、財宝タイルがもらえるものや、カードを引けるものなど、さまざまです。
この日は、どんどん宝物タイルを獲得していったため、終盤になる頃には何種類かの宝物タイルがなくなってしまいました。通常ならば、得点が増えるレア宝物タイルを選ぶところなのですが、通常の宝物タイルが得点になるカードが出たため、レア宝物タイルがあまっていました。
欲しかったネコの色がかぶってしまったり、ちょうどいい形のタイルが来なかったりと、かなりのスペースがあまってしまい、だいぶマイナスを受けて最下位になってしまいました。
運要素がほどほどにありますが、考えどころもしっかりあり、なかなか悩ましいゲームです。タイルが独特な形をしているため、ちょうどいい感じにピッタリおさまると気持ちがいいです。
今回は、4人でルール説明込み2時間ほどだったので、何度かやれば1時間~1時間半程度で収まりそうです。
ザ・キー:岸壁荘の盗難事件

ヒントとなるカードを早取りで集め、「誰が」「何時に」「何を盗んで」「どうやって逃亡したか」を推理します。
それぞれに対して3つの選択肢があるため、すべてが矛盾しないように選んでいきます。
ヒントカードのバリエーションが豊富で、「○○を盗んだのは○ではない」「○時には○○は使われていない」といったものから、犯人の一部だけが映った監視カメラの画像や、調査手帳に照らし合わせないと分からない指紋や持ち物など、いろいろな形式で情報が書かれています。
裏面には数字やアイコンが描かれており、それが何に対するヒントなのか、どのくらい有益な情報なのかは何となく分かるようになっています。ただし、実際に見てみないと新しい情報かどうかは判断できないため、いざ引いてみたら「いや、知ってるし!」となることも少なくありません。
一般的な推理系のゲームと異なり、ザ・キーでは誰かが答えを出したら終わりではありません。プレイヤー全員に対して、納得がいく答えが出るまで考える機会があります。
答え合わせをして、もし正解だったプレイヤーが複数人いれば、有益情報ポイントが少ない方が勝ちになります。
そのため、スピードでは負けていても、情報が少ない状態で答えを導き出せればゲームに勝つことが可能です。
ただし、そうはいってもヒントの数が少ないと、そもそも答えを導き出せない場合が多いため、ある程度の枚数は取っておく必要があります。
また、ルール上は回答権は全員にありますが、先に答えを出してしまうと、あとは待つしかないため、それを待たせた上で長時間推理するというのはあまり現実的ではなさそうです。
