この日はネビュラや横濱紳商伝といった旧作を3人で遊びました。ネビュラは今まで4人でしか遊んだことがなかったのですが、3人でも十分に楽しめました。
TZAAR(ツァール)
1人が遅れるとのことだったので、2人用のツァールを遊びました。
ゲームテーマや運要素がないアブストラクトゲームで、GIPFプロジェクトの1つです。
お互いに3種類のコマを持っており、それをまっすぐ動かして相手のコマを取ったり、自分のコマに重ねたりします。
手番では2つのアクションを実行します。
まず自分のコマを動かして相手のコマを取ります。このとき、コマの高さが相手以上である必要があります。自分よりも重なりが多いコマは取れません。もし、ここで相手のどのコマも取ることができない場合は負けです。
次に再び相手のコマを取るか、自分のコマを重ねるか、パスをします。
これを繰り返していき、3種類のうち、いずれか1種類がすべて取られてしまうと負けです。
2アクションあるため、しっかり先を見据えて動かないと、うっかり負けてしまうことが多いです。
初回は相手が初めてだったため勝てましたが、2回目は自分のミスで負けてしまいました。
久しぶりに遊びましたが、シンプルなルールで面白いです。
ネビュラ
1人が合流し、3人でネビュラを遊びました。
ファンタジーな見た目ですが、作者はマーティン・ワレスです。探検家として資源を集めて、建物を建てていくのですが、実際にプレイしてみるとワレスの鉄道ゲームのようなプレイ感です。
資源から建設現場までのルートを作り、資源を運搬して、建物を建てます。資源があまってしまうと減点というマイナス要素もあるため、やっていくうちに「ワレスっぽいなぁ」と感じてきます。
5つの建物を建てることが終了トリガーの1つだったため、今回わたしはとにかくコストが安い建物をどんどん建てていきました。鉄道系のゲームと違い、ルートは誰かの所有物ではないため、協力して切り開いていくことで、みんなが使えるようになります。この辺りはだいぶマイルドです。
結果は22対19対17となかなかの接戦でした。
横濱紳商伝
トレインズが面白かったので、同じOkazu brandのゲームを遊んでみたいとリクエストがあったため、代表作の1つである横濱紳商伝をやってみました。
同人版からスタートし、それから海外で発売され、それが逆輸入された国内外で人気があるゲームです。
まず部下コマを配置し、コマがあるところに社長コマを移動させ、アクションを実行します。部下コマの数や店舗、商館の数でアクションが強化されていきます。
得点を取る手段が多いため、それにともなって情報量も多くなっています。
この日はとにかくお金を増やして、それを元に強引にやり繰りしていきました。中盤までは勝てそうだったのですが、終盤に税関で22点を取られて逆転されました。
なぜか自分以外が終了トリガーを引くだろうなと思っていたのですが、早めに自分が引いておけば勝っていたなと終わってから気づきました。
4人だとだいぶ移動しづらくなるため、3人または2人で遊ぶのがオススメです。
アメリカンブックショップ
3~5人用のトリックテイキングゲームです。
マストフォローなのですが、出したカードの数字の合計が一定値を越えた場合もトリックを取ることができます。たとえば、3人で遊ぶ場合、合計値が14以上になるとトリックを取ります。数字によっては2人でトリックが終わってしまうため、必ずしもカードが出せるとは限りません。
たとえ、最強のカードであってもトリックが取れるとは限らない、かなりめずらしいゲームです。
獲得したカードは表にして、スートごとに分けて並べておきます。
ラウンド終了時、そのスートを自分が1番持っていれば1枚1点です。そうでない場合はすべて1枚マイナス1点です。1位タイであってもマイナスになります。
カードが公開されているため、誰がどのスートを集めているかは一目瞭然です。逆に、どのスートがいらないかも分かるため、マイナスにするためにカードを差し込むこともできます。
3ラウンドやって、8対4対-5と結構な差で負けてしまいました。
ゲームとしても面白いのですが、それぞれのスートが白鯨や源氏物語といった書籍をモチーフにしているのも注目ポイントです。