グッズメイカーは木や麦、土といった資源を加工して建物を建てる2~4人用のカードゲームです。加工した資源を得点化していき、最初に10点に到達したプレイヤーの勝利です。
グッズメイカーについて
建物カード、Ⅰ次資源カード、Ⅱ次資源カード、基礎資源カードを並べて場を準備します。資源カードは種類ごとに重ねておきます。
手番では2種類のアクションのうち1つと、追加アクションとして小人のアクションを行うことができます。
メインアクション
生産
場にある表向きのカードを1枚選び、コストを支払い獲得します。
基礎資源はコストなしで獲得することができます。
獲得したカードが資源カードならば手札に、建物カードならば自分の前に並べます。手札の上限は7枚です。
売買
手札の資源カードと同価値以下の場のカードを交換します。
複数枚のカードを出すことができますが、手札か場のカードのどちらかが1枚である必要があります。たとえば、4枚を1枚に、1枚を3枚にいったことはできますが、2枚を3枚にといった変換はできません。
追加アクション(小人のアクション)
建物の中には小人のアクションが描かれているものがあります。所有している建物に小人のアクションがある場合、手番中、各建物につき1回ずつ、そのアクションを実行することができます。
小人のアクションは獲得した手番から使うことができます。
時計回りにアクションを実行していき、誰かの勝利点の合計が10点以上になるとゲーム終了です。もっとも勝利点が多いプレイヤーがゲームに勝利します。
変換効率を考えて上手く得点化していく
テキスト効果はなく、すべてアイコンだけなので初見でも分かりやすいです。
ただ、資源変換が少し入り組んでおり、中には消費せずに公開するだけでカードを獲得できるものもあるため、よく考えてカードを選ばなければなりません。各プレイヤーに1枚ずつ資源変換チャートが用意されているので、それを参照すれば何をすべきかが分かります。
「この建物で得点化するためにはパンが必要で、パンを作るためには炭と小麦粉が必要で、炭を作るためには木が必要で、小麦粉を作るためには麦が必要で……」といった感じに何をすべきかが見えてきます。
小人のアクションには、木を炭に変える、麦を小麦粉に変えるといったものがあるため、上手く揃えると得点までのステップが一気にスピードアップします。
ただし、欲しい資源カードが必ずしも場に出ているとは限らないため、せっかく準備が整ったのに得点化できない!といったもどかしい一面もあります。
場のカードをよく見ながら最適な手を考える感覚は宝石の煌きを思わせますね。ああいったタイプのゲームが好きな人にオススメです。
ランダムに登場する建物によって何を目指すべきかが変わってくるためリプレイ性も高いです。コンポーネントがカードだけなので小箱サイズなのもポイントですね。
タイトル | Goods Maker |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20~40分 |
デザイナー | Shun Taguchi, Aya Taguchi |