ホームステッダーズは競りを行って資源を集め、建物を建てて、勝利点を獲得していくゲームです。2~4人で遊ぶことができますが、おすすめは4人です。
ホームステッダーズについて
ホームステッダーズは以下のようなフェイズに分かれています。
1.準備フェイズ
2.収入フェイズ
労働者の配置
収入
給料の支払い
3.競りフェイズ
入札
建設
これを10ラウンド行い、最後にもう1度収入があり、もっとも多くの勝利点を持っているプレイヤーの勝利となります。
競りゲームなので、相手の手持ちが分からないように各プレイヤーにはついたてが用意されています。そこにお金や資源などを隠しておくのですが、このゲームの面白いところはいくらでも借金ができるところです。そのため、手元にお金がなかったとしても、それを上回る金額でビッドすることができます。
借金チップは1枚で2銀貨を得ることができますが、返す場合は5銀貨が必要となります。最後の得点計算時に返済しきれない場合は1枚マイナス1点、2枚マイナス3点、3枚マイナス6点とかなりの失点となります。
また、資源を集めて建物をどんどん建てると、もらえる収入が増えていくので拡大再生産の面もあります。ラストの2ラウンドは得点に関する建物しか建てられなくなるので、ゲーム中にどれで得点していくかを計画していくことが重要になります。
さまざまな要素がありつつ遊びやすい良作
資源コマの種類が多く(材木、食料、鋼鉄、金、銅、家畜)すべてがそれぞれを模した形になっているので見た目にも楽しいです。建物に配置する労働者コマもしっかり人の形になっています。
4人プレイの場合、競りのスペースが3つしかないため、少なくても1ラウンドに1人は買えないことになります。そのため、自然と競りが過熱します。しかし、必ずしも毎回競り落とさなければならないかというとそういうわけでもありません。競りから降りたプレイヤーには鉄道発展マーカーを進める権利がもらえるため、場合によってはそちらの方が有利になることもあります。
またホームステッダーズで重要なのが交易チップの存在です。
ホームステッダーズでは手番に自由に資源を売却したり、購入したりすることができます。しかし、いずれの場合にも交易チップが必要になります。そのため、いくら資源やお金がたくさんあっても、交易チップがなければそれを活かすことができません。かといって交易チップばかりを集めてもただ余るだけなので、そのバランスの見極めが絶妙です。
先日久しぶりに遊んでみたのですが、やはり面白かったですね。一緒に遊んだ方々にも好評でした。
競り、拡大再生産、給料支払い、建物効果、借金、リソースマネージメントとさまざまな要素が含まれていながら非常に遊びやすいおすすめのゲームです。