12王国の玉座は、さまざまな特殊効果を駆使して王国の支配者となることを目指す2~4人用のゲームです。基本的にはダイスの目で勝負をするのですが、さまざまな効果により目の数字が変化します。また、バッティングしてしまうと効果が無効になってしまうため、他の人の動向をよく窺わなければなりません。
12王国の玉座(King of 12)
各プレイヤーは同じ構成の7枚のカードと12面体ダイスを受け取ります。ダイスを振り、出た目を使用します。
ゲームは終了条件を満たすまでラウンドを繰り返します。
ラウンドは以下のように進行します。
ラウンドの流れ
カードの選択とプレイ
手札の中から1枚を選び、一斉に公開します。
カードの打ち消しと実行
同じカードがプレイされた場合、それらのカードは効果を発動しません。
バッティングしなかったカードは、それぞれ効果を解決していきます。
値の打ち消しと比較
ダイス目が同じ場合、それらは無効となり、勝敗に関与しません。
残った目でダイスの数字を比べ、もっとも高い人が2点、2位の人が1点を獲得します。
カードの破棄
全員が残り手札2枚以上持っていれば上記を繰り返します。その際、すでに使ったカードは選べません。
ラウンドの終了
誰かの手札が1枚以下になっているとラウンド終了です。
これまでに獲得した得点を合計し、もし他の誰かと同点だった場合は勝敗に関与できません。それ以外の中で、もっとも得点が高かったプレイヤーが勝者となります。
ラウンドの勝者となったプレイヤーはカードの中から1枚をダイスの下に置きます。
捨札と得点トークンを戻して、ダイスを振り、新たなラウンドを始めます。
ゲームの終了
ダイスの下に2枚のカードを置いたプレイヤーがゲームに勝利します。
バッティングバッティングバッティング
3つのバッティング要素があるカードゲームです。
カードがバッティングすれば効果が発動せず、
ダイスがバッティングすれば勝敗に関われず、
得点がバッティングすれば勝つことができません。
そのため、それまでに相手の使ったカードを踏まえつつ、自分が勝てるようにカードを選んでいきます。
今回は4人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで30分ほどでした。
効果は、ダイス目の数値を増減させるものや、ダイスを振り直すもの、数値が小さい方が勝ちとルールを変えてしまうものなど、さまざまです。
小さい方が勝ちという効果があるため、必ずしもダイス目が大きい方がいいというわけでもありません。1回使ったカードは使えなくなるため、誰がどのカードを使ったか覚えておくことで、どうすれば勝ちやすいかが見えてきます。
また、得点がバッティングしてしまうと、ラウンドで勝てなくなってしまうため、あえて相手に勝たせるというやり方もあります。
今回のメンバーでは、思ったよりも盛り上がらず、終始淡々としたやり取りになってしまいました。特にバッティング系のゲームが嫌いというわけでもないのですが、そこまでの読み合いも発生せず、「ふーん」といった感じでゲームが終わりました。
使用する7枚によって展開も変わってきそうですが、少なくとも今回のメンバーでまたこのゲームを遊ぶことはなさそうです。
バッティングが好きな人、さまざまなテキスト効果を駆使して戦略を考えるのが好きな人にオススメです。
タイトル | King of 12 |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 20~40分 |
デザイナー | Rita Modl |