黒幕道は和風デッキ構築カードゲームです。各自が資源山と市を持っており、それを一番早くなくしたプレイヤーの勝利です。カードの名前を右から読んだり、イラストが浮世絵風であったりと、かなり個性的なコンポーネントです。
黒幕道について
10枚の初期カードが最初の山札となります。そこから5枚を引き、手札とします。さらに資源山から3枚をめくり、市とします。
市は常に3枚で新たにカードをめくった場合は、好きなカードの上に重ねます。
手番は以下の5フェイズから構成されます。
フェイズの流れ
1.行動
手札のカードを表向きでプレイします。
アクション回数に制限はなく、手札のすべてをプレイすることができます。ただし、カードの中にはプレイするためのコスト(前提)として他のカードが必要となるものもあります。
2.調達
自分、または他プレイヤーの市にあるカードをお金を支払って購入します。
買える枚数は基本は1枚で、効果によって増やすことができます。一般的なデッキ構築と異なり、購入したカードはプレイしたカード置き場に置きます。これを誤ってしまうと座が設立しづらくなるので注意です。
3.勝利判定
自分の資源山と市が残っていない場合、ゲームに勝利します。
4.座の設立
プレイしたカード置き場と手札を合わせて、座の設立条件を満たしていれば、座を設立することができます。
設立に使用したカードは座の下に重ねて置くため、デッキには戻りません。座はさまざまな永続効果をもたらします。
5.ターン終了
手札とプレイしたカード置き場にあるカードをすべて捨札置き場に移動します。
その後、山札から手札上限(初期は5枚)まで引き、ターン終了です。山札がなくなった場合は捨札をシャッフルして、新たな山札を作ります。
一風変わったデッキ構築
まずカードのイラストがインパクト大です。同じ効果のカードでも違うイラストが使われていたりと、こだわりを感じます。
最大の特徴は、資源山と市を最初になくした人が勝ちという勝利条件です。
ゲームの流れ自体は、カードをプレイして購入、山札がなくなったらシャッフルして、それを繰り返すという一般的なデッキ構築と変わりません。
しかし、サプライを枯らすことが目的のため、サプライ自体を圧縮していく必要があります。
そうなると当然、強力なカードや座に必要なカードが破棄されてしまうため、強いデッキを作るのが難しくなります。
この辺の感覚はドミニオンにおける勝利点を買いに行くタイミングと似ており、どこで見切りをつけて廃棄し始めるのかというのがポイントになってきます。
カードの種類も多く、中級ルールや上級ルールなども用意されているので、繰り返し遊んでみたくなるゲームです。