ルイ14世は2005年に発売された2~4人用のゲームです。作者はゴアやベガス、イスタンブールなどでお馴染みのリューディガー・ドーンです。
ルイ14世について
ルイ14世ではタイルを格子状に配置してボードのように扱います。タイルが置かれていないスペースにはチップやコマなどが置かれます。タイルには貴族の絵が描かれており、彼らに取り入ることで影響力を高めて得点獲得を目指します。
手番でできることは2種類です。
- 手札のカードを使用し、その絵が描かれたところにコマを配置する。
- 手札を捨てて、共通のストックから使用したコマを回収する。
コマは配置してから移動させることができます。通常絵が描かれたカードならば3個のコマを配置し、そこから斜めに移動させることができます。配分は自由で同じところに3個置いても良いですし、1個2個、1個1個1個と配置してもOKです。
これを繰り返し、いわゆるエリアマジョリティを行います。
全員が置き終わったら、それぞれのタイルで効果を発動させていきます。このときもっとも置いているコマが多ければ特典があります。効果はお金を得られるもの、チップを得られるもの、カードを得られるものとさまざまです。
それが終わったならば使命を達成します。使命は特殊効果を持っており、それを達成することでゲームが有利になる上、ゲーム終了時の得点にもなります。使命のコストはさきほどのエリアマジョリティで得たチップで支払うことになるので、上手く使命が達成できるように目当てのチップを獲得しなければなりません。
これを全4ラウンド行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
サクサク進みつつも悩ましい
名前を聞いたとはありましたが、今回初めて遊びました。10年以上前のゲームですが、普通に楽しめました。
後手番の方が状況を見てからコマが置けるので有利なような気がします。(そのため最初のラウンドは後手番の方がコマが少なくなっています)ただ、発動させている使命により、みんながコマを置き終わった後に、さらにコマが置けたりするので、有利なところをピンポイントで狙うことができます。
使命は3種類あり、達成の難易度が異なります。使命を達成した後、即座にもう1枚引くことができるのですが、どの難易度を選ぶかはプレイヤーの自由です。
特殊効果がありつつ、得点も取れるとなると、使命を達成した方がいいのは間違いないと思い、今回はまずいかに多くの使命を達成するかを目指しました。狙いやすそうなチップを狙い、それでどんどん使命を達成し、有利な効果がいくつもついていきます。
それが上手くいき、序盤に結構なアドバンテージがつき、見事勝利することができました。
どのエリアに置くか悩ましいですが、置ける場所は手札に制限されるので、そこまで長考にはなりません。そもそも、いろいろ計算したとしても相手の出方次第のところもあるので、それほど悩んでもあまり意味がないような気もします。
全4ラウンドなので、4人で遊ぶのが1番良さそうですね。