商売往来は商人の元締めとして勝利点を集める2~5人用のゲームです。さまざまな能力をもつ仲間の力を借りて、資源を集め、勝利点に変えていきます。最初は3人しかいない仲間どんどん増えていく拡大再生産のゲームです。
商売往来について
各プレイヤーは初期仲間カード3枚とプレイヤーカラーのキューブを受け取り、勝利点ボードに自分の色のディスクを置きます。
ミカドカード、有力者カード、依頼者カード、仲間カードを場に並べます。ミカドと有力者は補充されませんが、依頼者と仲間はゲーム中に補充されます。
手番では以下の3つのフェイズを順番に行います。
1.準備フェイズ
依頼者カードと仲間カードを補充します。
規定枚数以上の仲間カードがあったら上段のカードを捨札にします。
2.リフレッシュフェイズ
使用済の仲間カード1枚を使用可能な状態にします。
生産型カードへキューブを配置します。
3.アクションフェイズ
以下の6つのアクションのうち、どれか1つを実行します。
- 1対1交換
- 1対複数交換
- 依頼者カードの依頼達成
- ミカドカードの依頼達成
- カード1枚を活性化
- 何もしない
時計回りに誰かが25点に達するまで手番を行います。25点に達したら、そのラウンドを最後まで行い、さらにもう一手番ずつ行ってゲーム終了です。
もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
どんどん増えていく仲間たちで拡大再生産

仲間カードは大きく3種類に分かれています。
毎ターン品物が補給される生産型、
常に一定数の品物を持っている常時型、
一度使ったら破棄されてしまう廃棄型、
これらを上手く活用しながら依頼達成を目指します。
商売往来では、布、薬、油、陶器、献上品、お金といった6つの品物がありますが、それぞれトークンがあるわけではありません。カードの乗っているキューブをその品物として見なします。キューブは有限のため、どこにどのくらいのキューブを使うかもポイントになってきます。
また、カード交換も1対1で交換する方法から、1対複数で交換する方法もあるため、なかなか選択肢が多いです。
今回は5人で遊んでみたのですが、1プレイで2時間以上かかりました。
自分の手番がくるまでにカードの並びが変わってしまうので、どうしても時間がかかりがちですね。
有力者の効果がゲームごとに変わるので、そのたび展開も変わってきそうです。仲間カードがすべて動物キャラクターなので、見た目もにぎやかですね。
ゲームの流れをつかむためにも初回は説明書の初心者向けルールにある15点を終了条件にした方が良さそうです。