ミシシッピクイーンは乗客を拾いながらミシシッピ川を蒸気船で進んでいく3~5人用(新版は2~6人)のレースゲームです。もとは1997年に発売されたゲームですが、2019年に拡張を含んだ新版が登場しました。
ミシシッピクイーンについて
各プレイヤーは1人1つの蒸気船コマを担当します。
蒸気船コマには2つダイヤルがついており、赤は船のスピードを、黒は石炭の量を表しています。
ボードはタイルを組み合わせて作るヘクスタイプで蒸気船の進行とともにだんだんと次のコースが足されていきます。
手番では以下のことを行い船を進めていきます。
船の加速・減速
船のスピードを±1します。
2以上の加速や減速をしたい場合は追加コストとして石炭を支払います。
石炭はゲーム中に補給されないので、なくなってしまったら以降は±1しか変えることができません。
方向転換
手番中に60度の方向転換が行えます。
さらに角度を変えたい場合は追加で石炭を支払います。
蒸気船コマの移動
スピードの分だけ移動します。
スピードの数字ちょうどの移動をしなければならず、途中で止まることはできません。
また、他のコマがあるマスには入ることはできません。
ただし、移動1マス分を消費すれば、すでにあるコマを追い出すことができます。
コマが進んでいき誰かが次のタイルに進んだら、次の手番の時に専用ダイスを振って新しいタイルをつなげます。
これを繰り返してゴールを目指すのですが、ゴールするためには途中で乗客を2人乗せている必要があります。乗客はタイル上の島にいるので、そこの桟橋に速度1で止まると乗せることができます。
手番は時計回りではなく、先にいる順に行います。
一手番ずつ終わったら順位をチェックして手番順が変わります。
ゴールする際は速度1で着く必要があります。
また、ゲーム中に島に追突して脱落することもあります。
おい、そこどけて!
レースゲームの場合、スピードがダイスやカードに左右されることが多いですが、ミシシッピクイーンでは好きなタイミングで好きなだけ速度を上げたり、下げたりできます。
運要素は次のコースタイルがどちら側にでるかだけで、手番に行うことは完全にコントロールが効きます。
今回は6人で遊んでみました。
人数が多いとかなりの混戦になります。特に乗客を乗せる際やゴールの際は蒸気船コマが殺到します。
わたしは乗客を乗せるのに手間取り、どんどん離されてしまったのですが、ゴール前で混戦しているうちに追いつきました。
とはいっても、もはやそこに割り込める感じではなく、ただただみんながゴールするのを待っている感じだったので「さすがにもうよくない?」とゲームを終わらせました。6人全員が終わるまでやるとさすがに冗長かなと感じたので、1位が決まったら終わりでもいいかもしれませんね。
コース取りや加速・減速のタイミングなど、レースの醍醐味がしっかり再現されたゲームです。