「カム・セイル・アウェイ!」は、豪華客船に乗り込む船客を上手く船室に運ぶ1~4人用のボードゲームです。船室にはそれぞれ配置条件が決まっているため、それを満たすように船客を案内していきます。条件を満たせないと不満がたまるため、よく考えて船客を置いていかなければなりません。
カム・セイル・アウェイ!について
各プレイヤーはタイルを組み合わせて個人ボードを作成します。船室タイルには色や組み合わせなどの条件が書かれています。
プレイヤーは2枚のカードのうち、1枚を選んでカードに描かれた船客のコマをタイルに配置していきます。残ったカードは隣の人に渡します。
カードにはコマの数と色が描かれており、この順番を守る必要があります。
たとえば「黄・青・黄・緑」と描かれていた場合は、黄から順番に置くか、緑から逆順に置くかが選べます。ただし色の順番を変えて置くことはできません。
タイルにはコマを1つずつ一筆書きで置いていきます。
船室タイルが満室になると、タイルを裏返します。裏返したタイルはゲーム終了時に得点になりますが、そこにコマを置けなくなるため、どんどん置けるスペースが減っていきます。
条件を満たせずコマを船室に置けない場合は、不満客になりゲーム終了時に減点になります。
タイルには手荷物のアイコンが描かれていることがあります。その際に、同じように手荷物アイコンが描かれている船客をタイルに置くと、ボーナストラックが進みます。ボーナストラックを進めていくと、さまざまな恩恵があります。
全員がコマを置いたならば、隣の人から受け取ったカードと山札から引いたカード1枚を合わせ、再び手札を2枚にし、上記を繰り返します。
規定のラウンドを行うとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が多いプレイヤーの勝利です。
30分で終わる中量級
プレイ時間には25分の表記があり、だいたいそのくらいで終わるコンパクトな中量級です。処理がほぼ同時に進むため、遊ぶ人数が増えてもプレイ時間は変わりません。
今回は4人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで50分ほどでした。テキストなどもないため、ルールさえわかれば確かに1プレイ25分で終わりそうです。
1つずつコマを置いていくことからマンカラと表現されているようですが、個人的には同じところをグルグル回るのがマンカラだと思っているため、あまりマンカラっぽさは感じられませんでした。
カードを選んで、コマを配置するだけというわかりやすいルールながら考えることは多く、じっくり遊ぶことができます。コンポーネントも豪華なので見た目からも面白そうな雰囲気が感じられます。
インタラクションはボーナス点の早取りと、カードのドラフト程度なのであまりありません。そのため、人によってはソロプレイ感が強いと感じるかもしれません。
タイトル | Come Sail Away! |
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発行年 | 2023年 |
プレイ人数 | 1~4人 |
プレイ時間 | 25分 |
デザイナー | Daryl Chow, Saashi |
BGGリンク | Come Sail Away! | BGG |