マルコポーロ:大いなる帰還は「マルコポーロ2」にあたる「マルコポーロの旅路」の続編です。拡張セットではないため、これ単体で遊ぶことができます。新たにヒスイ・紋章・ギルドアクションといった要素が加わっています。
マルコポーロ:大いなる帰還について
ゲームボードにタイルやカードを配置して初期セットアップを行います。各プレイヤーは個人ボードと初期資源、ダイスを受け取ります。
プレイヤー人数+1枚のキャラクターカードを選び、逆順で1枚ずつ選びます。
ゲームは全5ラウンドです。
手番では1アクションずつ行っていき、全員がすべてのアクションを終えたらラウンド終了です。
手番で行うこと
自分のダイスをアクションスペースに配置することでアクションを実行します。ダイスをいくつ使うかはアクションによって異なります。
すでに他の色のダイスが置かれている場合は追加コストが必要です。
- 市場アクション
- 皇帝の恩寵
- ギルドアクション
- 旅行アクション
- 依頼獲得アクション
- 特殊都市アクション
- 都市活用アクション
追加行動
自分の手番中、アクションの前か後に追加行動を行うことができます。
- 依頼の達成
- ギルドマーカーのアップグレード
- コイン・ラクダ・ヒスイの獲得
- ダイスの振り直し
- ダイスの出目の増減
- 黒ダイスの獲得
ゲームの終了
全5ラウンドが終わるとゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
遊びやすくなったマルコポーロ2
基本的な流れはマルコポーロの旅路と同じのため、前作を遊んでいれば変更点だけを確認して遊ぶことができます。
今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで2時間ほどでした。
キャラクターの能力は前作よりも控えめになりましたが、全体的に資源が出やすくなっており、だいぶ遊びやすく仕上がっています。
新たに加わったヒスイはコインやラクダの上位互換にあたり、1コインや1ラクダを1ヒスイで代用することができます。また、アクションの中にはヒスイを支払うことでもらえるものが増えるものもあり、このおかげで自由度が高くなっています。
今回わたしが使用したのはアブハ・バスという女性で、収入として2コインがもらえます。さらに契約を達成したときに1ヒスイがもらえ、1ヒスイ獲得するとごに1点がもらえます。
そのため、ヒスイを中心に集めつつ、こまめに契約を達成していきました。
前作のマルコポーロの旅路は終始、資源がカツカツのイメージがありましたが、大いなる帰還では、もらえる量が多いため、そこまで厳しくありません。この辺を遊びやすくなったと捉えるか、物足りなくなったと捉えるかで評価が変わってきそうです。
前作よりも遊びやすくなっているため、いきなり今作からプレイしても問題ありません。
タイトル | Marco Polo II: In the Service of the Khan |
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発行年 | 2019年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 60~120分 |
デザイナー | Simone Luciani, Daniele Tascini |
BGGリンク | Marco Polo II: In the Service of the Khan | BGG |