メポソタミアは2~4人用の協力ゲームです。かつて高度な文明を誇ったメポソタミアの存在を証明するために地下を探索していきます。国内のるりるりゲームズさんによる2018年秋の新作ゲームです。
メポソタミアについて
部屋タイルや紋章タイルを並べてゲームボードを作ります。立体的な探索機は各プレイヤーのアクションを決めるため、全員が正方形のうちの1辺が見られるような場所に置きます。
手番では、自分から見える探索機にあるキューブの面によってできることが決まります。
まず、エラーの面がいくつかあるか確認します。面が多いほど、不利な制限がかかり、場合によってはクリア不可になってしまいます。
その次に、以下のいずれかを選びます。
1.自分から見えるキューブの面でアクションを実行する
キューブの面を組み合わせて「移動」「解錠」といったアクションを実行します。
2.プレイヤーコマの移動
解錠によって扉が開いていればゲームボード上のプレイヤーコマの移動ができます。
3.新たなキューブの設置
探索機の1番上が空いていれば、新たなキューブを袋からランダムで1つ設置します。
これを繰り返していき、地下奥にある経典までたどり着き、地上まで戻ってくればゲームクリアです。
なんなんだ、これは……?
だいたいのゲームはコンポーネントを見れば「こんな感じのゲームなのかな」というのが見当がつくものですが、これに関しては箱を開けた段階でまったく予想がつきませんでした。前情報もなかったため、そもそもどういったゲームなのかも全然知りませんでした。
説明書にしたがってセットアップしていくと、「あー、なるほど」とだんだんとコンポーネントの意味が分かってきて、どういったゲームなのか輪郭がつかめてきました。
斬新なのが探索機で、4段でなおかつ不規則なキューブで構成されており、しかもこれをアクションに使うという、未だかつてないコンポーネントでした。
ルールを一度読んだ段階では全員が「??? で、何をすればいいの?」という感じで、もうこの段階で謎解きが始まっているのかという雰囲気でした。キューブの面も独特なデザインで、呼称に困りました。
とりあえずやってみようということで、ルールに従ってプレイしていくと、うっすらと意図がつかめてきました。「こういうことをやらせたいのか」というのが見えてきて、だったらこう動けばいいのかと、どんどん話し合いも広がっていきました。
4辺のうち、1人1辺を担当することになるので、恐らく4人がベストだと思います。2人で遊ぶ場合は1人2辺を担当し、3人で遊ぶ場合はゲーム中に回転させるようです。
今回は4人で遊んでみて、恐らくクリアできたと思うのですが、本当にルールがあっていたのかどうかは自信がありません。
いろんな意味で衝撃的なゲームでした。