ミニゴルフデザイナーは、パターゴルフのコースをデザインする1~5人用のゲームです。さまざまな得点条件を満たしながら、タイルを置いていき、全9ホールのコースを作ります。
ミニゴルフデザイナーについて
今回の得点条件となるMr. ClientカードとMrs. Clientカードをランダムに引いて準備します。
各プレイヤーはエントランスゲートタイル、スコアシート、パーキューブマーカーを受け取ります。その後、今回どんな形のホールにするかを決める土地カードを3枚受け取り、1枚を選んで残り2枚を箱にしまいます。
ラックタイルにプレイ人数分のコースタイルを並べます。コースタイルはすべて正方形で1マス分の大きさになっています。もう1枚のラックタイルに同じようにコースタイルを並べます。
スタートプレイヤーから順番にタイルを1枚選んで取り、タイルがあったマスに自分のマーカーを置きます。これにより、次にタイルを取る順番が決まります。獲得したタイルは自分のコースに配置します。
すでにあるタイルに隣接する(斜めも可)ように配置します。タイルにはコースのイラストが描かれているため、それに矛盾が生じないようにしなければなりません。また、コースはティータイルから始まり、グリーンタイルで終わる必要があります。
欲しいタイルがない場合は、パスすることができます。その場合、ラックの左端にマーカーを置きます。これにより次のラウンドで最初にタイルを取ることができます。
ゲームの終了
最初に選んだ土地カードの通りにタイルが配置できたら、ゲームから抜けることができます。終わりを宣言したプレイヤーはそれ以降、タイルを裏向きで取り、これらのタイルは終了時に3点になります。
他のプレイヤーは、そのままコースを作り続けるか、作るのを辞めることが選べます。辞めた場合は、最初に抜けたプレイヤー同様に裏向きでタイルを獲得します。
すべてのプレイヤーがコースを完成させた、または作るのを辞めた場合、ゲーム終了です。
最終得点計算を行い、もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
オリジナルのミニゴルフコースを作る
タイルの取り方はキングドミノ方式です。タイルの裏に数字が振られているため、それを元にしてタイルを並べます。どのタイルを取ったかで次のラウンドでタイルを取る順番が決まります。
手番ではタイルを取るか、パスするかしかないため、やることはとても簡単です。
ただし、高得点を取ろうと思うと考えることは盛りだくさんです。
全9ホール作ることになるのですが、それぞれのコースはパー3~5に抑える必要があります。足りなかったり、上回ったりすると減点です。
その上で、タイルに描かれた人のイラストの数、コースを完成させた順位、土地カードの条件に一致しているか、9ホールがスムーズに回れるかなどなど、得点に関する条件をいろいろと踏まえなければなりません。
さらに上級ルールでは、コースタイルの中にクライアントの訪問タイルが入ります。これがめくられたら、最後の得点計算でどのカテゴリーで自分が1位になるかを秘密裏に予想しなければなりません。これを外してしまうと減点になります。
もちろんティーやグリーンが2つあるようなコースも減点対象です。
いろいろな条件を考えつつ、タイルを置いていく必要があるため、かなりパズル要素が強いです。タイルのイラストがバリエーション豊富で「なんだよ、このコースは(笑)」といった変なものも多いです。
ミニゴルフをするのではなく、コースを作るだけという変わったコンセプトのゲームです。ゲーム終了時、全員が9ホールのコースを作っているため、なかなか壮観です。
タイルを1枚取って配置の繰り返しなので、ゲームのテンポがいいです。それでいて悩みどころもしっかりあるため、なかなか見所が多いゲームです。
タイトル | Minigolf Designer |
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発行年 | 2020年 |
プレイ人数 | 1~5人 |
プレイ時間 | 60~90分 |
デザイナー | Alban Nanty |
BGGリンク | Minigolf Designer | BGG |