朧ニンジャスタートリックは、3人用のトリックテイキングゲームです。獲得したカードをスートごとに分けて手前に置いておき、各数字の合計が隠密カードの数値以内で最大になることを目指します。また、6のカードを獲得すると手裏剣コマが手に入り、そちらでも得点を獲得することができます。
朧ニンジャスタートリックについて
スートは赤、青、緑の3つで、数字は8まであります。他に、隠密カードと得点表、手裏剣コマ、巻物チップ(得点チップ)があります。
カードをシャッフルし、各プレイヤーに8枚ずつカードを配ります。赤の8を持っている人がリードを行います。切り札なしのマストフォローですが、勝つのはリードスートに関係なく、もっとも大きな数字です。同値のカードがあれば後出し勝ちです。
トリックに勝ったら、そのカードをスートごとに分けて、1番小さい数字が上になるようにして重ねます。以降も同様に、どんどん上にカードが重なっていきます。
7トリック行うとラウンド終了です。
隠密カードの数値以内(基本は11)で、もっとも数値が高い人が3点、2位が2点、3位が1点を獲得します。値を越えていたら得点はもらえません。
特殊カード
4:トリックで負けても次のリードが行えます。
6:このカードを獲得したら手裏剣コマがもらえます。5個ある手裏剣コマがすべてなくなったら、ゲームを中断して手裏剣の得点計算を行います。手裏剣コマをもっとも持っている人が3点、2位が2点、3位が1点を獲得します。
終了条件
手裏剣コマが2回なくなったら、そのラウンドを最後まで行い、ゲーム終了です。
もっとも得点が高いプレイヤーの勝利です。
え? もういらないんだけど?
基本的にはトリックを取らなければ勝てないのですが、取りすぎてもバーストして0点になってしまうため、上手くコントロールすることが大切です。とはいっても、フォローができなくなってくる後半は、さまざまなカードが差し込まれるため、一気にバーストしてしまうことも多いです。
得点計算がゲーム途中で挟まれる上に、それが終了条件に関係しているというのは、なかなか変わっていますね。
1ラウンドが7トリックで終わるため、かなりあっさりしています。得点もそれほど入らないので、展開も地味です。
忍者というテーマ、手裏剣を模したコマなど、見た目はかわいらしいですが、どちらかというとトリックテイキングに慣れた人向けの渋めのゲームです。