「OPEN(オープン)」は手札6枚で行う大富豪のようなカードゲームです。手札を出し切ることが目的ですが、誰が1位になるかの予想でも得点が入ります。
OPEN(オープン)について

カードは赤と黒の2種類で、数字はA~10まであります。ただし、数字によって枚数が異なり、26枚のうち赤は10枚しかありません。
ディーラーは山札をシャッフルし、各プレイヤーに4枚ずつ表向きにカードを配ります。さらに2枚ずつ裏向きで配ります。裏向きのカードは自分しか確認できません。
あまったカードはこのラウンドでは使用しないため、脇に避けておきます。
配られた手札を確認したら、誰が1位になるかを予想します。
全員が予想し終わったら、ディーラーからカードをプレイしていきます。
最初に出す人は好きなカードが出せます。同じ数字は一緒に出すことが可能です。出すカードは手札でも公開されているものでも、それらを組み合わせても構いません。
次の人は場に出されたカードと同じ枚数・同じ色で、より大きい数字のカードを出すことができます。
Aは特殊なカードで、場に10が出たときだけ11として扱えます。
全員がパスをしたら場のカードをすべて捨て札にして、最後にカードを出した人が好きなカードを出します。
手札をすべて出し切ればあがりです。これを最後のひとりになるまで続けます。
得点計算
得点はあがったときの順位と予想による得点が入ります。
あがり順による得点(左から1位・2位……)
- 4人プレイ 4-2-1-0
- 3人プレイ 3-1-0
- 2人プレイ 2-0
予想による得点(左から1人だけ成功、2人成功……)
- 4人プレイ 4-2-1-0
- 3人プレイ 3-1-0
- 2人プレイ 2-0
得点を計算したら、最下位だった人が次のディーラーとなります。
ゲームの終了
プレイ人数ごとの規定点に達したプレイヤーが出ればゲーム終了です。
合計得点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
手札6枚の大富豪

手札がたった6枚しかない大富豪系カードゲームです。しかも、そのうち4枚は公開されている変わり種です。
今回は3人で遊び、ルール説明からプレイ終了まで20分ほどでした。盛り上がったので、そのまま連戦しました。
数字構成が独特で2枚しかないカードもあれば、3枚あるカードもあります。3枚同時出しされた場合は、こちらも3枚同時出しする必要があるため、単に数字が大きければ勝てるわけでもありません。
また赤は枚数が少ないため、ひとりだけ多めに持っていると、他の人はフォローできずに負けてしまいます。
予想(※ゲーム中の表記は「占い」)のシステムも独特で、プレイ中に「あれ?これあがらないほうが得点入る?」という不思議な悩みが出てきます。
穴が空いたカードを使って予想するのも、なかなかの発明ですね。
枚数的に必ず使わないカードがあるため、最後まで完全には読み切れないところもポイントです。
手札が6枚しかないため、1ラウンドはかなり早いです。今回は2戦しましたがどちらも4ラウンドで終わりました。
テンポよく遊べるので「もう1回!」となりやすいゲームです。大富豪系のゲームが好きな人は、ぜひ遊んでみてください。
タイトル | OPEN |
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発行年 | 2022年 |
プレイ人数 | 2~4人 |
プレイ時間 | 15分 |
デザイナー | Takashi Saito |
BGGリンク | OPEN | BGG |