ボードゲーム

[ボードゲーム] ゴール・フォート 紹介

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「ゴール・フォート(Galle Fort)」は3~5人用のゲームです。コンポーネントは木ゴマだけで、カードもボードもついたてもありません。手番ではコマを取るか、コマを返すかのどちらかを行い、灯台の完成を目指します。

Table Games in the Worldが行ったゲームマーケット2022秋の新作評価アンケートで1位を獲得しています。

ゴール・フォート(Galle Fort)について

ボドゲのゴールフォート

木ゴマは、金貨(黄色)、建材(白色)、紅茶(赤)、宝石(青)、材木(木地)の5種類が10個ずつあります。

紅茶・宝石・材木の3つは、まとめて資源と呼びます。

ゲームの準備

スタートプレイヤーから順番に3つの資源を取っていきます。組み合わせは自由で、同じものを複数取っても構いません。

獲得した資源は他のプレイヤーに見えるように置いておきます。

全員が3つずつ資源を取ったら、スタートプレイヤーから手番を始めます。

ゲームの流れ

手番では以下のどちらかを行います。

  • 生産 … 場から資源ひとつを獲得
  • 交易 … 持っている資源・金貨を場に返す

その後、次のプレイヤーが手番を行います。

これを誰かが終了条件を満たすまで繰り返します。

生産

3色の資源のうち、どれか1つを獲得します。

場にない資源は獲得できません。

交易

自分が持っている資源・金貨のうち1種類を好きなだけ場に返します。返したものによって効果が発生します。

材木(木地) 4個以上を場に返すと、建材をひとつ獲得
宝石(青) 2~4個以上を場に返すと、返した数-1個の金貨を獲得(取れる金貨は最大3枚まで)
紅茶(赤) 1個以上を場に返すとお茶会を開催
金貨(黄) 3個以上を場に返すと建材をひとつ獲得

建材(白)だけは場に返すことができず、人に奪われることもありません。3つ集めると灯台になり、ゲームに勝利します。

お茶会

手番プレイヤーが相手をひとり招待します。その際に資源をひとつ宣言します。

招待されたプレイヤーは以下のうちひとつを選びます。

  • 宣言された資源をすべて手番プレイヤーに渡す
  • 金貨をひとつ手番プレイヤーに渡す
  • 手番プレイヤーよりもひとつ多くの紅茶を場に返す

ゲームの終了

誰かが3つ目の建材を獲得して灯台を完成させるとゲーム終了です。

灯台を完成させたプレイヤーが勝者となり、即座にゲームが終了します。

コンポーネントは木ゴマのみで運要素なし

ボードゲームのゴールフォート

カードやボードどころか、数字や文字まで一切ない、かなり個性的なゲームです。

今回は3人で遊び、ルール説明からゲーム終了まで30分ほどでした。そのままもう一度遊んだのですが、2戦目は15分ほどで終わりました。

手番ですることはコマを1つ取るか、任意の個数返すかしかありません。

返すものによって効果が異なるため、慣れるまでは説明書を見ながらになります。

序盤はどうすればいいのか見当もつかないのですが、やっていくうちに「あー、なるほど」と、いろいろ見えてきます。

とくに重要なのが紅茶(赤)で、これは一般的なゲームでいうところの軍事力に等しいです。(赤のコマを見ると軍事力を思い浮かべる人もいるはずです)

持っていないと相手から資源を奪われるため、まずはこれを確保することが前提になります。

お茶会をするためには紅茶を場に返す必要があります。そのため、たとえそのときは相手から資源を奪えたとしても、次の手番までに別のプレイヤーに取られてしまうこともあります。

このように、ジリジリしたにらみ合いの中で、いかにして上手くすりぬけるかがゲームのキモになっています。

今回は3人で遊びましたが、4人、5人でもまたプレイ感が変わってきそうです。

だいぶ個性的なゲームなので、気になっている方はぜひ一度プレイしてみてください。

タイトル Galle Fort
発行年 2022年
プレイ人数 3~5院
プレイ時間 30~45分
デザイナー 狂道化 (Kyo-do-ke)
BGGリンク Galle Fort | BGG
ABOUT ME
ゴクラクテン
宮城県石巻市在住。 ボードゲームが好きで平日夜や週末に遊んでいます。 たまにオープン会に行ったり、ボードゲームカフェで遊んだりもしています。