プログレス 科学技術の発展は1~5人用の文明系ゲームです。カードをプレイして、個人ボードのスキルをあげていき、より多くの勝利点を取ることを目指します。戦争などの攻撃要素がないため、そういった要素が苦手な人でも問題なく遊べます。
プログレスについて
時代1~3までの山札を作ります。時代4までカードがありますが、そちらは拡張ルールで使用します。
各プレイヤーは個人ボードとパワーボードにコマを配置します。
個人ボードでは7つのスキルを、パワーボードでは名声・人口・軍隊のステータスを管理します。
スタートプレイヤーから手番順に応じて初期手札を受け取ります。たとえば、3人で遊ぶ場合は5枚、6枚、7枚を時代1の山札から引きます。
手番では、開発フェイズ、アクションフェイズ、維持フェイズの3つのフェイズを行います。
開発フェイズ
開発中の技術からマーカーを1つずつ取り除きます。
または、開発中のカードを手札に戻します。
アクションフェイズ
アクションは5種類あります。
- 発見
- 研究
- ドロー
- クイックドロー
- シャッフル&ドロー
コストを支払ってカードをプレイするのが基本です。世界の七不思議のように、すでに対応するカードがプレイされていればコストがかからなくなります。
研究は、コストなしでカードをプレイできますが、完成するまでに何ターンかかかります。
スキルがあがるとアクション数や手札上限、ドロー枚数が増えます。
維持フェイズ
手札上限を上回っている分のカードを捨てます。
これを繰り返して、時代シンボルがついたカードが規定枚数プレイされると次の時代に移ります。時代3になると、時代1の山札と捨札がなくなります。
ゲームの終了条件は時代3の山札と捨札がなくなるか、規定枚数のシンボルがついたカードがプレイされるかです。
パワートラック、個人ボード、技術カードの得点計算を行い、勝利点がもっとも多いプレイヤーの勝利です。
テックツリー好きにはたまらない
「これとこれがつながって、さらにこれにつながる」というテックツリーが好きな人にはたまらないゲームです。テックツリーのリファレンスはしっかり人数分用意されています。
単純な拡大再生産ではなく、あくまでそれぞれのカードがつながっているので、たくさんカードをプレイしているからといって楽になるわけではありません。そのため、どことどこがつながっているのか、ちゃんと把握しなければならず、初回は時間がかかります。
世界の七不思議は資源さえ用意できれば、つながりはそこまで気にせずとも大丈夫でしたが、プログレスはつながりがメインなので、考えることが多いです。
パワートラックの順位で得点が決まるので、他プレイヤーとのからみはそこがメインです。そのため、他の文明系ゲームと比べると、ソロプレイ感は強いです。
他に拡張要素として、人物カード、マイルストーンカード、時代4のカードが用意されているので、リプレイ性はありそうです。
今回は3人で遊んでみて、ルール説明に30分弱、プレイには80分ほどかかりました。
拡大要素はカードよりも個人ボードの方にあり、アクション数や手札上限や引ける枚数が増えていくので、どんどんプレイしやすくなっていきます。相手への攻撃要素がないので、文明系を遊びたいけれども直接攻撃が苦手という人に向いています。
テキスト効果もなく、言語依存はカード名くらいです。ただ、カード名でつながりを確認する必要があるため、多少は英語を読めた方がいいかもしれません。