ビッグシティ:20周年記念版は通常版よりもコンポーネントを豪華にした2~4人用のゲームです。通常版と建物やカードの数や種類は同じですが、ルールに少し変更点があります。
ビッグシティ:20周年記念版について
大まかな流れはほとんど同じです。
カードをプレイして、その数字のタイル上に建物を建てます。2マスや3マスにまたがる場合はその枚数だけカードを出さなくてはなりません。
建てた建物によって即座に得点が入ります。
変更点:手札の廃棄
ビッグシティ:20周年記念版ではラウンドの開始時に工場や公園によって使えなくなった不動産カードを破棄できるようになりました。そのカードはもう山札に戻ることなく、ゲームに登場しなくなります。
変更点:再開発フェイズ
ラウンド終了時に得点が高い方から手札を1枚か2枚場に出します。このとき、裏向きでも表向きでも構いません。その後、同様に全プレイヤーがカードを出していきます。
全員が出したら表でカードを出しており、なおかつ得点の低い方から場にあるカードを獲得します。このとき、自分が出した以外のカードを取る必要があります。また、取る枚数は出した枚数と同じです。もし、残ったカードが自分のものしかなければそれを手札に戻します。
この交換は強制で必ず何かしらのカードを出す必要があります。
市役所の得点
市役所の得点がラウンドを経るごとに1点ずつ上がっていきます。
ただし、最大で5点です。
ミニチュアのサイズが1.3倍に
今回は3人で遊んでみました。
基本的には同じ感じなのですが、手札の交換がかなりアクセントになっています。強制的に交換に出さなければならないので、使いたいカードをずっとためておくということがやりづらくなりました。
また、裏でも出せるというのがポイントで、これによりちょっとした読み合いが発生します。
ただ、終盤になると明らかにどれが何のカードかが分かってしまうので、ほとんど交換の意味がなくなってしまいます。当然、使いづらい場所が残っているので、1区画の住宅かオフィスを建てるか、チャンスがあればゾロ目に置ける教会を置くかといった感じになります。
誰もいらないカードがでてくると出した人がそのまま受け取るというのを繰り返すため、ちょっと収束性が悪い感じでした。
拡張が加われば建物の種類が増えるようなので、それによってまた変わってくるのかもしれませんね。
ルールに誤植があります。
不動産カード74枚とありますが、実際は72枚です。
参考:ビッグシティ正誤表 | ホビージャパン